独白

毒吐くセンス

このブログの中で「独白」というカテゴリーを作って、検索のビッグワードに分類できないような好きな事を書いていたら、「毒吐く」というカテゴリーもあるとうれしいと指摘を頂いた。
不平も不満も、なんだったら憎悪さえ売り切れないほど在庫している僕にはお安いご用!
のはずだったんだけど、イザ!となるとこれがなかなか難しい。

辞書では次のように定義している。

毒を吐く

読み方:どくをはく

ひどいことを言う、悪しざまに言う、といった意味の表現。毒突くとも言う。

引用元: 毒を吐くとは – 日本語表現辞典 Weblio辞書.

辞書によれば、まあ本当にひどいことを口走るということになっている。
しかし、僕的な肌感覚での理解で言うと、「セケンのしがらみやアレコレをすっ飛ばして、物事の本質をしっかり切り取ってセカイに突きつける」というほうがしっくりくる。
そうして、そういったセンスは先天的なものであって、後天的なトレーニングで身につくとは思えない。
そうした芸能人やコメンテーターが珍重されるのも、そうした環境を裏付けているのではないだろうか。
愚痴と文句のミンチなら今すぐ大量生産可能だが、毒を吐くとなるならばプラントの設計から始めなければ1ミリも書けそうになない。
まして重要なスパイスであるエスプリやウィットのようなものは、仕入先の電話番号すら不明だ。

切り口の鮮やかな毒吐き。
とどめを刺せる捨て台詞。

それらは、これまでも必要で欲した場面では、手に入れることができなかった。
この先、ブログを書き続けても手に入れられるかどうかわからない。
だってそれは、セカイで起こるアレコレのあらゆる揚げ足をすべからくとって、織り込み済みの炎上で、清濁合わせたPVを飲み込みながら成長するブログとは、一線を画したものであるはずだろうから。

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