ようやっと007/ノー・タイム・トゥ・ダイが2021年10月1日に公開される。
それにあわせて、9月10日の配信から、Amazon Prime Videoで007シリーズ全24作が、会員であれば追加費用なしで視聴可能になる。
ずれ込んだスケジュールのおかげか、太っ腹な対応に予習も復習もバッチリできる。
気づけば、来年2022はドクター・ノオ公開から60年の節目の年になる。
ダブルオー・エージェントになりたかった男
我らがダニエル・ボンドは、ダブルオー・エージェントになりたかった男だ。
そうしてギラギラする彼が、それを手に入れるところから、長い物語が始まった。
ダニエル・クレイグ 以前のボンドは、ほんとうにどんな目にあおうとも、英国人しか笑わないジョークをつぶやくだけで、心底本人が傷つくことはなかった。 冷静沈着というのとは、また一味違う。 ともすれば鈍感さ。 目の前で仲間が亡くなろうとも、しばらくのちには誰かさんとベッドを共にするほどの鈍感さ。
情報源: 『007 スカイフォール』ジェームズ・ボンドの帰還 | ALOG
誰も期待していなかったカジノ・ロワイヤル
「どうしてダニエル・クレイグを抜擢したんだ?」
と不満を口にしていたものは、エンドロールが流れると、その評価を180度転換した。
史上最高のジェームズ・ボンドの称号を手に入れた彼は、本当に女王陛下と共演することになった。
女王陛下の007
間もなく終わる2012年。 007シリーズ50周年記念作品である『007 スカイフォール 』は評判も上々。 すでに鑑賞した人達からは、「ジュディ・デンチ 」こそ今回のボンドガールであり、最高齢記録更新との声も出ている。 ただしみなさんお忘れではないだろうか。 僕らはすでに史上最高齢のボンドガールに出会っている。
情報源: 女王陛下と007 その60年と50年 史上最高齢のボンドガール! | ALOG
ロンドンオリンピックの開会式とはいえ、女王陛下と007がスカイダイビングで共演するなんて僕らを相当たまげさせた。
「開かれた王室っていうのはこういうことの言うのよ」
と、女王陛下自らお示しになられたのだろう。
あれからもう10年。
映画の中のダニエル・ボンドも、さまざまなものを失った。
しかし、女王陛下は初恋を成就させた相手、エディンバラ公爵フィリップ殿下を失い、息子と孫の愚にもつかないスキャンダルに見舞われている…
Anyway、ダニエル・ボンドの出演作ではないけれど、女王陛下の007もチェックしておきたい。
前作007 スペクターに、その符号のようなものが見られるからだ。
マドレーヌ・スワンは、まだ生きているようだけれど…
大団円だ。 これは大団円に間違いない。 これまでボンドを苦しめてきた数々の宿敵の黒幕であるSPECTREがようやく姿を現し、そしてそれはボンドによって壊滅に追いやられた。 しかし、行きすぎたほどのハッピーエンドは、ちりばめられた女王陛下の007との符合と相まって、次の大いなる悲劇しか予想させない。
情報源: 「007 スペクター」見た人のためのレビュー(1)「女王陛下の007との符合と次回作」 | ALOG
ドクター・ノオも観るべきなのか?
007 ドクター・ノオは60年前に公開された記念すべきシリーズ第1作。
しかし、それに敬意を表してと言うわけじゃない。
今回登場するラミ・マレック扮する悪役が、ドクター・ノオなのではないかとあちらこちらでささやかれているからだ、
我らがダニエル・ボンドの最後を締めくくるタイトルが、ついに発表された。 発表されたタイトルは、007シリーズのニオイがする歯切れの良いもの。 ここで気になるのが、今回の舞台設定と悪役だ。 ラミ・マレックが演じていること以外、全て伏せらている今回のヴィランだが、設定やあらすじを見ると噂されているドクター・ノオ登場のニオイもする。
情報源: BOND 25 「NO TIME TO DIE」このタイトルの意味するところってさ… | ALOG
60年の時を経て、ドクター・ノオがどのようにアップデートされて登場するかは楽しみだ。
しかし、殿堂入りしている悪役が登場しなくてもかまわない。
いずれにせよ僕らは、ジェームズ・ボンドが、ダニエル・クレイグが、どのようにこのセカイにケリをつけるのかを目撃しなければならないのだから…