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『007 スペクター』予告編第二弾公開「ホンモノのSPECTRE登場」

2015年12月4日公開予定の『007 スペクター』の最新予告編第二弾が公開された。
いまだそのストーリーは明らかになっていないものの、冗漫さを排除した「SPECTRE」の重厚なホンモノの組織の雰囲気は、ダニエル・ボンドがシリアスなキャラクターとして復活したのと同じように期待感が持てる。

SPECTREが全ての黒幕なのか?

ブロフェルドが復活するとは正式にはアナウンスされていない。
この組織の長と思しき人物が、ブロフェルドであるかどうかはわからない。
しかし、彼は気になる発言をしている。
「君を苦しめ続けてきたのは、私なんだよ」と。
そうであるならば、例の「クアンタム」をはじめとする一連の陰謀を指揮していたのは、この男であり「SPECTRE」なのか?
そしてそれは、もろもろのケリがつくことを意味するのか?
それとも、大いなる戦いの序章となるのか?

アンドリューとモニーク

前作「スカイフォール」で、シリーズを通してはじめて明らかになったボンドの両親。
アンドリュー・ボンド(父親)と モニーク・ボンド(母親)。
この名前の組み合わせだけでもドラマがあったことが想像できる2人の死と、幼少のボンド。
そこにも「SPECTRE」の何らかの関与があったのだろうか?
僕らは、ダニエル・ボンドのシリーズで、007になっていく男の物語に触れることが出来た。
そして今回、そのずっと手前のジェームズ・ボンドという男の成り立ちを目にすることになるのだろうか?

Qとのアノ場面も

007シリーズで定番といえば、Qがボンドに新しい秘密兵器を説明しながら渡すシーンだ。
若返ったかわりに、一切の愛嬌を失った小憎らしいQは、前作「スカイフォール」では、ぱっとしない機能がついたワルサーとたかだか無線発信機を渡し、ボンドをひどくみすぼらしい気持ちにさせていた。
だが、今回はASTON MARTIN DB10を与えている。
しかも仕掛け付きの。
相変わらず、前任のQのようなチャーミングさは見受けられないが、ボンドが内密の頼み事をするあたり、それなりの信頼関係が醸成されているということなのだろうか。

やっぱ気になるアンドリュー・スコット

今回の配役について多くが語られていないアンドリュー・スコット。
SHERLOK」で、シャーロックの仇敵として「世界で唯一のコンサルタント犯罪者」ジム・モリアーティを演じた彼は、本当に薄気味悪く、その目的とするところも想像できない不可解な存在だった。
そんな彼が、フツーの脇役であるはずがない!
と思い込んでしまうのは、僕だけのトラウマだろうか。

いずれにせよ僕らは、小出しにされる情報に踊らされ、ミスター・ホワイトが言うところの「嵐の中でもがく凧」のように公開当日を待つしかないのだろうけど…

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