ロサンゼルス・ラムズが映画仕立ての3分間の映像を公開した。
それは圧倒的に不利な今年のドラフトをひっくり返すための極秘ミッションだ。
On The Clock: The House Always Wins
https://www.youtube.com/watch?v=GsKsChoXn4Y
デニス・クエイドなんてベテラン俳優を向こうに回し、現役のアーロン・ドナルド、クーパー・カップ、マシュー・スタッフォードも出演。
しかし、痺れるような接戦を凌ぎきった彼らといえど、フィールドの外では凡ミスの連発だ。
そんな彼らのNG集もしっかりと公開されている。
HC ショーン・マクベイ役のスコット・イーストウッド
スコット・イーストウッドに、ショーン・マクベイが自分自身を演じる方法を教え込む映像も公開されている。
メソッドアクターと自己紹介するスコット・イーストウッドは、ヘッドセットをつけるのにも四苦八苦。
とても簡単なドライブの最初のプレイと解説したショーン・マクベイのプレイコールは、誰にも再現できない長い呪文のようだった。
こうしたお遊び映像を流して楽しんでいるのは、ロンバルディトロフィーを手に入れた者の余裕だろうか。
いや、彼らは開き直っているのだ。
2022年のドラフトに、彼らは圧倒的に不利な状況で臨まなければならないからだ。
2021 ALL INのツケ
2021シーズンにALL INで臨んだ彼ら。
コンマ数秒のギリギリの勝利とはいえ、彼らは賭けに勝ってみせた。
しかし、その引き換えに貴重なドラフト指名権を失ってしまった。
情報源: Rams’ 2022 draft picks set
3巡目に入ってようやく指名できるような圧倒的に不利な状況に彼らは立たされているのだ。
そして、昨シーズンの大きな目玉だったボン・ミラーは早々に立ち去ってしまった。
しかし、彼らは連覇を諦めてはいない。
Make lightning strike twice.
そう決意する彼らは、それこそロンバルディトロフィーをStealされてはいけないのだ。
もし、彼らが、ロサンゼルス・ラムズが連覇を達成することになれば、2018シーズンのニューイングランド・ペイトリオッツ以来ということになる。
そして、その年のスーパーボウルで敗戦を喫した対戦相手は、奇しくもロサンゼルス・ラムズ自身だった。
ALL INで目の前の勝利にこだわった彼らが、The House Always Winsと宣言することに、違和感はこれっぽっちも生まれることはない…