フットボールの正しい技術を啓蒙するために、毎週、最高のお手本のプレイを披露した選手を表彰するNFL WAY TO PLAY。
2022シーズン第15週の受賞者となったのは、ミネソタ・バイキングス S カムリン・バイナム。
対象となったのは、素早いプレイリードからの見事なタックル。
WEEK 15 – CAMRYN BYNUM
Camryn Bynum earns the award for Week 15.
情報源: NFL Way to Play | NFL Football Operations
素早い反応というには速すぎる。
そこには十分にプレイを読み切った確信がある。
コルツ QB マット・ライアンの微かな仕草からプレイを読み取ったのは、充分なフィルムスタディの裏付けがあったからだろうか…
そのうえで、フィールドの中央最後尾からノーゲインに仕留めた確実なタックルは見事だ。
勝率0.4%からの大逆転劇
このゲームに勝てば5シーズンぶりの地区優勝となるバイキングス。
しかし蓋を開けてみれば前半終わって0-33のどうにもならない展開だった。
そのとき、Next Gen Statsが示した勝率予測は、わずか0.4%にすぎなかった。
https://twitter.com/NextGenStats/status/1604238494900965376?s=20&t=XmBGKom0WLKSxjgQNEl-AA
かくして、点差としてはNFL史上最大の、勝率予測としてはNext Gen Stats2番目の逆転劇は生まれ、彼らは地区優勝のタイトルを手に入れることになった。
こんな勝利を経験したチームは強い。
間違いなくスーパーボウルの舞台にまでは、たどり着くんじゃないだろうか。
しかし、スーパーボウルの勝利までは、確約はされないだろうが…
1969
MINNESOTA VIKINGS“I think Purple People Eaters is probably the #1 nickname of any team in any sport.” – Nick Swardson
情報源: NFL 100 | NFL.com
NFL100年のベストチームにランキングされるチームを擁しながら、これまでバイキングスは、晴れの舞台での敗戦しか知らない。
それも、4度もだ。
もし、同じように4度の苦杯しか知らないバッファロー・ビルスとの対戦となったなら、そのときは、何BOWLと命名されるのだろうか。
そして、そのとき僕は、5度目の敗戦を味わうチームを正視できるだろうか…