フットボールの正しい技術を啓蒙するために、毎週、最高のお手本のプレイを披露した選手を表彰するNFL WAY TO PLAY。
2023シーズン第17週の受賞者となったのは、ロサンゼルス・ラムズ RB カイレン・ウィリアムズ。
対象となったのは、彼の見事なブリッツのピックアップ。
WEEK 17 – KYREN WILLIAMS
トップスピードでブリッツを仕掛けてきたDBを発見すると、ヘルメットを使わずに確実にピックアップ。
当たり負けしないどころか、完全にDBを無力化してしまった。
結果的にポケットは、1ミリも圧縮されることはなかった。
この日も3TDの大暴れだったけれど、RBの仕事は走ることだけじゃない。
重要なブロッカーの一枚であることを物語るシーンだ。
WILD CARD @Detroit
Los Angeles Rams vs. Detroit Lions | 2023 Wild Card Round Game Preview
ついにこの日がやって来た。
この対戦に、僕はエモーショナルなものを感じざるを得ない。
30年ぶりに地区優勝を果たしたデトロイト・ライオンズがホームに迎え撃つのは、ロサンゼルス・ラムズ。
そう、フランチャイズQBをトレードしたチーム同士の対戦だ。
2021年、ホーム開催のスーパーボウルのために、なりふりかまわないALL INで戦力をかき集めたラムズ。
そして、その構想から外れ、デトロイトに追いやられてしまったジャレッド・ゴフ。
今年のラムズのキーワードは、なんと言ってもALL INだろう。本拠地開催のスーパーボウルをなんとしてもモノにしようとする執念は、衝撃のトレードから始まった。
情報源: ロサンゼルス・ラムズ 「スーパーボウルへの道程を振り返る動画を公開」 | ALOG
ラムズは、どうにかこうにか2021年だけのALL INの賭けには勝つことができた。
そしてスーパーボウルどころかプレイオフにも縁遠かったライオンズは、着実にステップアップを重ね、ついに地区優勝を遂げた。
そうして、プレイオフで顔を合わせることになる…
さて、エモーショナルなことは一旦置いといて、この対戦で一つのキーになるのが、カイレン・ウィリアムズvsライオンズのラン守備。
カイレン・ウィリアムズはNFLトップの1ゲーム平均95.3ヤードを稼ぎだす。
1キャリーあたり5ヤードのゲイン。
対するライオンズのラン守備は、NFL2位の1ゲーム平均88.8ヤード。
許したヤードは、1キャリーあたり3.5ヤード。
残されるスタッツは、どんなものになるのだろうか。
プレイオフでの対戦は、ライオンズがラムズを破った1952年以来のことになる…