もう自分を論理的な人間だとは思わない。
熟考を重ねた手帳会議の結果はどこへやら…
結局僕は、ほぼ日手帳weeksに舞い戻ってしまった。
しかも理由は、手馴染みなんて、曖昧で肉感的なものだ…
手馴染みのサイズ感
論理的に選んだ今年の手帳も悪くなかった。
それは論理的に考えた通りに使えていたのだから。
だが、ちょいちょい手に取るうちに、なんとなく違和感を感じる。
問題なのは、そのサイズだ。
いや、A5というサイズが悪いわけじゃない。
そのサイズなりの良さも味わっていた。
だが、ヒョイっと手に取り、ぱらっとめくるとき、片手ではコントロールが効かない。
カラダに刷り込まれた片手で収まるサイズ感との間に、ちょいとした不協和音を鳴らしてる。
振り返ってみれば、ほぼ日手帳weeksとは10年ほどの付き合いがある。
その間、時に別れも挟みながら、付かず離れず付き合ってきた。
付き合いの長いカップルのように。
そうして、彼らのように、相手を満点とは思っていない。
不満な点は、ひとつじゃない。
でも、その人でなければしっくりいかない部分があるのだ。
その長い付き合いのせいなのか、もともとが性に合うのか。
いずれにせよ、ほぼ日手帳weeksのサイズ感がしっくり来るのだとカラダが告げる。
手帳会議で積み上げた、僕の論理構成を吹っ飛ばして…
そうして僕は、6月にもなろうというこの時期に、またもほぼ日手帳weeksを購入することになったのだ。

スターダスト
ほぼ日手帳 2025 weeksMEGAカラーズ/スターダスト 1月始まり 週間手帳 週間レフト スリム縦長 方眼メモ213ページ

僕が購入したのは、カラーズのスターダスト。
手触りの良さとカラバリが豊富なのが、カラーズの良いところ。
なんだけど、その材質的にホコリを吸い取りやすく汚れやすい。
カバーをするという選択肢を外している僕は、少しでも汚れが目立たないようにという、甚だ実用的な面から、このダークカラーを選択した。
ほぼ日の下敷きも

今回、随分と久しぶりに下敷きも手に入れた。
跡がつくのが嫌だとかという理由ではない。
反射的に僕が手に入れたのは、weeks MEGAのほう。
分厚いメモパージは、使っていくとボワンボワンして書きづらくなることがある。
硬めの書き味を維持するために、試しに購入してみたというわけだ。
TODAYのブックマークはあるけれど、こいつはメモページに差し込んでおこう。
そこからメモが取れるよという目印としても。
栞を取っ払ってインデックスクリップ
僕にとっては完全に定番化したセットアップ。
うまく使えない栞は取っ払って、インデックスクリップを装着。
このほうが、目的のページにさっと辿り着ける。
未解決のメモページ問題
さてさて、そこそこ長い付き合いながら、僕は使い方も確立しておらず、ハックも発見できていない。
ただただ、カラダに馴染んだだけだ。
だから未解決の問題もいくつか抱えてる。
その最たるものがメモページ問題だ。

重さは180g(通常版「カラーズ」より46g増)、厚みは15mm(通常版「カラーズ」より5mm増)。
カラーズ / スターダスト [weeks MEGA/週間レフト/日本語版・英語版/1月/月曜はじまり] – 手帳ラインナップ – ほぼ日手帳 2025
weeks MEGAは通常の3倍の213ページの方眼メモを抱え込んでいる。
しかし、ユビキタス・キャプチャーという名の高級落書きに勤しむ僕の1年間には、ちょいと足りない。
それに、それ用には、それこそカラダに染み込んだ測量野帳という大御所が居座っている。
じゃあ、メモは完全に測量野帳にお任せして、メモページは完全にシカトすることにして、通常版のweeksにしたとしても、それでさえ69ページの方眼メモを抱え込んでいる。
それを丸々使わないでおくというのも、SDGsとやらに、とやかく言われそうじゃない?
じゃあ、いっそ日記のページにしようかとも思ったけれど、思いっきり日記を始めるんならHONとかの方がわかりやすいよね。
一覧できる年間インデックス
ただ、weeksを離れるとなると、本当に一覧できる年間インデックスを手放すことになってしまう。

1年分を見開きで一覧できる、長期的な予定管理のページです。ページの上部に7ライン分の自由なスペースを設けました。
weeks – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは
他のラインナップでは、カズンでさえ、見開きで1年間を網羅することができない。

6か月を見開きで一覧できる長期的な予定管理のページを12か月分収録。ページの上部には、目標や、やるべきことを書いておけるチェックボックスが3つあります。下部には、自由に書き込めるスペースを設けています。
仔細なことしか見ていないけれど、トラッカーとして、あるいはチェッカーとして見開き1ページで1年間を俯瞰できるインデックスページの存在は貴重だ。
じゃあ、weeksは手放せないよね、で、メモページどうする?
こんなループを本当に何年も繰り返している気がする。
そうして僕は、手帳的「輪廻の蛇」から抜け出すことができずにいるのだ。
使いこなしているユーザーの姿を見ると、長いこと使っているくせにあーだこーだやってる自分は、一体何をやっているんだろうとも思う。
まあでも、それは手帳に限った話じゃない。
そこそこ生きては来ているが、生き方もわからず、上手くも生きられず、日々をやり過ごしているのだ。
だから、ただひとつだけ身につけたライフハック、折り合いをつけるという方法で落ち着かせることにしようじゃないか。
カラダが覚えた手馴染みのあるものであるのなら、その折り合いもつけやすいということにしておこう…