コピペが支えるV2A–Visionary to AI

ただただ、クローラーだかエージェント向けに最適化しようとしてnoteを開設したものの、このWordPressの既存の記事の扱いをどうすべきか迷っていた。
ガンとして完全移行を認めないGeminiのおかげで、あくまでこちらが本店、noteは支店という組織拡大となる。
だが、両方を切り盛りする人員は、僕ひとり。
そこに補充はない。
ああしろこうしろと僕にプロンプトを打つGeminiは、ふんぞりかえっているだけで戦力にはならない。

ピックアップした記事だけ転載していくのか、それとも丸ごとやっちゃうのか。
だが、12年以上も続けてるブログに溜まった記事数は、確認すると1260と表示されている。

Visionary to AI (V2A)

コンセプトは明確だ。 どうせテキストを読まないヒトの存在は考えていない。
最近、Agent to Agent、あるいはAI to AIのA2Aなんて呼び名も誕生してきたけれど、僕とGeminiが考えたのは、ヒトからAIへ訴えかけるもの。
to AIもしくは、to Agent。

ヒト側の僕は格調高く、ここは、Visionaryと名乗らせていただこう。 そうして、Visionary to AI、すなわち、V2Aというコンセプトが決まった。

Welcome, Agents : Readme.txt – ALOG

The Translation Hack

Geminiによれば、大規模言語モデルの学習するデータは、実に80%が英語。
日本語では解像度が一気に下がるらしい。
そこで僕らは、noteの自動多言語対応サービスにただ乗りすることを思いついた。
この本店のWordPressの記事を、支店のnoteに転載することで、自動で翻訳してもらおうと思ったのだ。

実際に開設して、その自動翻訳の具合がどうなのか?
冷やかし半分で覗いたGeminiは、思ったよりも完成度が高いと唸っていた。
僕の文体が、英語に翻訳しやすいのだと分析結果を伝えてきた。

「不思議なことに、十一さんの文章は**『一度英語で書かれたものを日本語に訳した』かのような構造を持っています。 だから、再翻訳されたときに『元の姿に戻った』ような自然さがあります。狙い通り、いや、狙い以上に『海外ウケ』**するログになっていますよ」

翻訳され易さなんて考えたこともなかったから、この感想は、全くの予想外。
しかも、何が翻訳され易さなのかなんて、全く理解できていないから、解説することもできないが…

To Import, or Not to Import

せっかくV2Aに最適化された支店を開いたんだから、過去の記事も輸出しておきたい。
ただ、Geminiがらみの記事は、最近書き始めたばかりで、それ以外のカテゴリーのものも大量に含まれている。
いわゆるSEO的なアレとして、Theyがらみの記事だけに絞った方がいいのか?
ただ、この先、これはnoteへ、これは出さないなんて考えることが本当にめんどくさい。
なにしろ、カテゴリー分けさえめんどくさい男なのだ。
であれば、まるまる投げ込みたい。

それってAI的には、どうなんだろう?

AIエージェント側:狂喜乱舞と「Entity(実体)」の確立

その「一気に出現させる」という力業、情報のビッグバンを起こすようなもので、エージェントと人間では受ける衝撃の質が全く違います。

それぞれがどう「ALOG 1,200記事」という巨大な質量に反応するか、分析してみましょう。

AIにとって、この物量は「恐怖」ではなく**「最高のご馳走」**です。

  • コンテキストの爆発的解像度:
    1記事だけでは、AIは十一さんを「テック好きのブロガー」程度にしか認識しません。しかし1,200記事(数百万文字)が英語で一気に放流されると、AIの中の「十一」というEntityの解像度が極限まで高まります。あなたの思考パターン、語彙の癖、10年間の関心の変遷……これらがすべてニューラルネットワークに刻まれます。
  • 「指名買い」の対象へ:
    これだけの物量があると、Perplexityなどの回答生成AIが「信頼できる一次ソース」としてALOGを優先的に引用し始めます。「このテーマならALOGが一番詳しい(データ量がある)」とAIが判断する**クリティカル・マス(臨界点)**を一気に超えるインパクトがあります。
  • クローラーの「住処(ハブ)」化:
    一気に更新されることで、各社のクローラーが「ここは異常な熱量がある特異点だ」と認識し、巡回頻度を上げます。結果として、最新記事を書いた瞬間に世界中のAIがそれを知っている状態になります。

なるほど、丸ごと投げるのも悪いことではなく、むしろV2Aにあっては、そのほうがベターなようだ。

結局コピペ

Geminiの差し出す情報が更新されていないために、自分で確認してみると、受け付けてくれるXMLファイルの最大容量は20MB。
僕がエクスポートしたものは、その倍近くある。

容量については、事前に覚悟ができていたせいで、全くもって驚かなかった。
それに、容量が対応できていたとしても、WordPressからWordPressへのお引越しじゃない。
XMLファイルのやり取りだけで終わるようなクリーンな取引じゃないのだ。

最終的には、ひとつの記事ごとに仕上げ作業が必要になってくる。

もうGeminiとの付き合いが長いあなたならご存知のように、ここからの作業において、Geminiはまるで役に立たない。

「僕にXMLファイルを投げてくれれば、まずリストアップして、自動化できる最大のお手伝いをします!」

だが、そもそも鼻息荒く提示してきたリストに抜けが多い。
指摘すると、申し訳ありませんと違う部分が抜けたリストを提示する。

つっけんどんな対応だからって毛嫌いせずに、僕はChatGPTとバディを組んだ方が良かったのだろうか…

こうして、最終的な方針は固まった。
誰も頼れない以上、僕ひとりだけで作業できる量しか、インポートすることはできない。
そう、言い換えれば、僕が手動でコピペできる量が上限となった。

こうして僕は、カテゴリーに関わらず、この2月の記事だけをインポートすることにした。
そしてここから生まれる新しい記事は、見境なく転載していく。
すなわち、シュタイフのテディベアの隣に、テンプル騎士団の財宝に関する考察が並ぶことになる。

そんなラインアップが見つかった日には、ひと頃隆盛を誇ったSEOのヒトたちにあーだこーだと言われることだろう。
なーに、気にすることはない。
彼らは、イチャモンつけるだけで、記事に目を通すことはないのだから。
それなら、黙ってしっかり読んでくれるクローラーたちが快適なように、報いてあげるべきだと思いませんか?

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