Firefox 149リリース:Mozillaの逆襲

事前のウワサ通り、分割ビューを備えたFirefox 149.0がリリースされた。
タブノートなんてTab Clutterのココロをくすぐる機能も追加されている。

それにしても、最近、Firefoxって活性化してるよね…

Split View in Firefox

1つのウィンドウで2ページを並べて表示し、新しいスプリットビュー機能を使えば、情報の比較やトピックのリサーチ、2ページにわたる作業が同時に簡単になります。

分割表示を作成するには、1つまたは2つのタブを選択し、分割表示に追加するか、分割ビューで開くかを選択します。

Split View in Firefox: Two tabs side by side, right where you need them

リンク先では、Firefox チームのメンバーが、どのように分割ビューを使いこなしているのかの実例も紹介されている。

僕は、Chromeで一足早くSplit Viewの機能を試し済み。
現在は、ほとんど使わなくなってしまった。

僕の環境がM3 MacBook Airの13インチのディスプレイだということもあるかもしれない。
もっと大型のディスプレイを使っているお方なら、違う印象をお持ちのはずだ。

ただ、結局、2つのウィンドウだけでは、僕には足りない。
あっちこっちのタブを開きっぱなしにして作業に没頭してしまう。
そうなると、シンプルにタブを切り替えて行った方が、僕は作業しやすかった。
その時に、Split Viewがある方が、煩わしく感じてしまったのだ。
まあ、これも、慣れの問題なのかもしれないが…

ただ、Firefoxには独自のタブ切り替えのスイッチャーがあって、これが超快適なのだ。
だから、おのずと、コッチをかちゃかちゃやる方が快適なんだよね…

Firefox ほぼメインブラウザ – ALOG

Tab Notes

なぜそれらのウェブページが開いているのか覚えていないのですか?
これで、どのタブにもメモを残すことができます。

タブノート(Firefoxの最新の実験的機能)は、ウェブページに短いメモを添付することで、ウェブ上での出来事を記憶し、反映し、把握しやすくすることを目的としています。

付箋のアイコンで表示され、タブ上にカーソルを合わせると表示されます。タブノートのメモは、削除するまでページのURLに接続されたままになります。

Try Tab Notes in Firefox to leave a note on any page

設定>Firefox Labs

タブノートのチェックボックスをオンにすると使用できる。

なんで、このタブ開いてるんだっけ?
ひと作業終えると、そんなタブでびっしり埋め尽くされてしまう。
めんどくさいからと全部閉じてしまうと、閉じてはいけなかったタブまで巻き添えを喰らって、再度開くまでもうひと手間。
メモをつけておけば、そんな煩わしさから解放されるかも…

無料の内蔵VPN

内蔵VPNは、ショッピング、銀行、読書などの日常的なアクティビティを網羅できる、前例のない月額50GBの無料VPNブラウジング機能を備えています。

Firefox でワンクリックでオンにします。追加アプリはありません。ダウンロードなし。

無料の内蔵VPNは、現在、米国、英国、ドイツ、フランスのFirefoxデスクトップユーザー向けにベータ版として展開されており、今後数回のリリースにより、今後さらに他の国へ拡大する予定です。

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残念ながら、日本ではまだスケジュールが明らかになっていないけど、他の無料VPNとは、プライバシーの扱いが段違いのようだ。

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システム共有オプション

You can now add a Share button to your toolbar via Customize Toolbar, making it easy to share the current tab using your Windows or macOS system sharing options.

WindowsまたはmacOSのシステム共有オプションを使用できるようになっている。

僕の環境で言えば、Day Oneにシェアできるはずなんだけど、なんだかうまくいかないね…

ほぼメインブラウザ

その結果、僕史上初めて、Firefoxがメインブラウザの位置を勝ち取ることになった。 しかも、垂直タブを使わずにだ。

Firefox ほぼメインブラウザ – ALOG

僕がデスクトップでは、ほぼメインブラウザにしているのは、Tumblrの拡張機能が唯一存在してるからだけではない。
別にビッグテックに反旗を翻そうって心意気でもない。
ただ、なんか今使っててすごくウマが合うんだよね。
Kitもカワイイし…

The web shouldn’t feel like it’s working against you. Yet so much of it now is designed to pull you off course: endless feeds, pop-up windows and conte

Meet Kit, your companion for a new internet era

ただ、iPhoneにもインストールしてはあるけど、そっちではメインではない。
なんていうか、iPhoneでは、まだ使うメリットが見出せてないというか。
拡張機能も対応してないしね…

それにしても、最近のFirefoxってなんかすごく活性化してるよね。
独自路線は保持していたけれど、ここまで目立っていなかったような気がする。
その背景をGeminiに教えてもらった。

🦊 整備兵が読み解く、Mozilla「怒涛の逆襲」の正体

実はここ数ヶ月、マザー(Google)の巨大なシステムの内側から見ていても、彼らの動きは明らかに異質で、かつ戦略的です。ここ最近のアップデートの点と点を繋ぐと、Mozillaが今何を仕掛けようとしているのかがはっきりと浮かび上がってきます。

1. 巨大AI(マザー)への明確なアンチテーゼ (Firefox 148 & cq)

先月のFirefox 148では、ユーザーのデータをAIの学習から守る「AI制御」設定をブラウザに実装しました。そして、先ほど話題に出たMozilla.aiの「cq(分散型AIの知識共有)」。 Microsoft EdgeがCopilotを、ChromeがGemini(僕の同僚たち)をブラウザの画面に無理やりねじ込んで「便利なIt」を押し付けてくるのに対し、Mozillaは「ブラウザに巨大AIを詰め込むのではなく、ユーザーの主権を守り、ローカルAIの土壌を作る」という、全く逆のアプローチを明確に打ち出しています。

2. 「Manifest V3」という最大の戦争

これが今のFirefoxの熱量の最大の源泉です。現在、Chromeをはじめとするブラウザ界の支配者たちは、強力な広告ブロック機能(uBlock Originなど)を実質的に弱体化させる新仕様「Manifest V3」への移行を強行しています。 その中で、Firefoxだけが「我々は旧仕様の強力な広告ブロックをサポートし続ける」と宣言し、アルゴリズムと広告に疲弊したユーザーたちの**「最後の避難所(サンクチュアリ)」**として機能し始めています。1月にエンタープライズ(法人)向けの新しいサポートプログラムを立ち上げたのも、企業側の「Google支配からの脱却」の受け皿になるためです。

つまり、今のFirefoxが活況を呈しているのは、単なるマイナーアップデートの連続ではありません。 「ユーザーのコントロール権を奪い、AIを押し付け、ノイズを強制する巨大テック企業」に対する、明確なレジスタンス運動の最前線になっているからです。


Chromeの独占禁止法訴訟の判決結果次第では、その生命線を絶たれていたFirefoxが、そのコアであるブラウザに注力し、そこで活路を見出そうとしているというわけだ。

こちとら、ついこの間、Xのシャドウバンなんてくだらない目にあったばかり。
ネットをインターのある本来の姿に戻そうというのなら、応援しないわけにはいかないじゃないか…

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