NFL 2026:4thダウンのレボリューション

ここ数年のNFLを見ていると、4th ダウンのギャンブルが圧倒的に増えたような気がする。
と思っていたら、NFL Filmsが、その動画を作成してくれた。

10年前に比べると、4th ダウンにギャンブルを選択したプレイ数は、なんと86%も増加しているのだ。

The NFL’s Fourth-Down Revolution

Next gen Statsの登場で、FGを選択するより、GO FOR ITの方が、そのゲームで勝利を収める確率がはるかに高くなるという見込みが、AWSの機械学習ではじき出されるようになった。

Next Gen Stats: What is the 4th Down Decision Guide?

だが、独自の分析で、その結論にたどり着いていたのが、2015年のマイアミ・ドルフィンズ。
そのコーチ陣の中に、現在は、デトロイト・ライオンズでHCを務めるダン・キャンベルがいた。
そうして、ともにライオンズを立て直し、現在はシカゴ・ベアーズのHCを務めるベン・ジョンソンも。

GO FOR ITの有効性を理解している二人だったから、ライオンズは、あれほどギャンブルを選択していたのだ。
どうにも、その風貌から、ダン・キャンベルの溢れるガッツが、それを選択させていたのだと思っていた僕は、大きな勘違いをしていたようだ。

だが、同じくGO FOR IT好きとして知られる、今年からニューヨーク・ジャイアンツを率いるジョン・ハーボーは、統計モデルを重視しているわけではない。
それは純粋にフィロソフィーの問題だ。
成功が望めるのなら、チャレンジするというやつだ。

成功率55.2%

なんだか、ギャンブル成功の場面ばかりを見てるような気がしたが、現実は、まだまだ度胸の必要な成功率に留まっている。

あの完璧に見えるTush Pushでさえ、阻まれることがあると、フィラデルフィア・イーグルスのニック・シリアーニ HCが、ぼやいてる。

ロサンゼルス・ラムズも、今シーズンの開幕戦で痛い目にあった。
4th & インチのゴールラインを、鉄板のQBスニークで乗り越えることができず、初めてNFLを観戦に来たオーストラリアの人たちに、勝利する姿を見せることができなかった。

NFL 2026シーズン開幕:消されたマイルス・ギャレット@メルボルン – ALOG

現在のNFLのチームは、どんなフィールドポジションからでも得点に結びつけることができる能力を有している。
それならば、ボールを相手に渡さずに、チームを鼓舞するGutsyなプレイコールをすべきだと言えるのかもしれない。
ただし、その成功確率は5割にちょっと毛が生えた程度…

最終的には、HCが、状況、情勢、情報のあらゆる点を鑑みて、判断を下すのだろう。
そうして、最後の最後には、彼らのフィロソフィー、哲学が、それを決めるのだ。
それがゲームを、シーズンを分ける綾になるということに腹をくくって。

僕は、忘れていた、あの言葉を思い出したよ…

「船は港にいるとき最も安全だが、それは船が作られた目的ではない」ジョン・A・シェッド

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