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alog & revolution

URL変更=名前を捨てる

念願のと言うべきか懸案のと表現すべきか、とにもかくにもブログのURLを変更した。
しかし、実質は名前を捨てたと表現するのが適切かもしれない。

ブログのタイトルやドメインは、とても重要だと言われ、それぞれに趣向を凝らした名前がつけられている。
そうそう、SEOにも気をつけてねと釘を刺されながら。

しかし、しばらくつきあってみた僕のブログには、テーマが浮かび上がることもなければ、何かの専門領域が浮かび上がることもなかった。
そう、メディアとはとても呼べないただのログ。

そうしたものに意味のあるような名前をもたせつづけていることに、なんだか違和感を感じるようになったのだ。
であれば、意味などない名前のほうがしっくりくる。
意味を持たないのであれば短さこそが正義だ。
およそ僕しか打ち込まないであろうドメインは、作業効率を考えても短いほうがいい。

エックスサーバー への移転とともに

そう思い立ってからソコソコの時間を要したのは、サーバーの移転が絡んだからだ。
永遠のWordPress初心者である僕にとって、おんなじサーバー内でドメインを変更するのは、相当に骨が折れそうで、しかも確実性が担保されていない。
それならば、避けて通れない独自SSL化と、何度試みてもピンとこなかった表示の高速化をあわせて解決するために、エックスサーバー のwpX(ダブリューピーエックス)に移転することにした。
引っ越し作業自体はリスキーな局面を迎えることなく、まあまあすんなりと進んだと思う。



インターネット源氏名も変える

ドメインの変更にあわせてインターネット上の源氏名も変えることにした。
「十一」じゅういちという名前自体にも同じように意味はない。
ただ三本線を引っ張れば書き終わるというシンプルさが気に入っている。
フォロワーさんから指摘を受けて後で気づいたのだけれど、プラスマイナスとも見てとれるこれは、中身がゼロでがらんどうの僕という存在を的確にあらわしているのかもしれない。
人は、無意識に自らにふさわしいものを選び取るのかもしれない。

「十一」という表記だけでは、名前と認識されないかもしれないので、後づけで苗字もこしらえた。
そうはいっても、自分につける苗字なんてそうそう浮かぶもんじゃない。
なんとなく耳に残っていたキングスマンのやりとりから「JB」のイニシャルをヒントに「橎堂」という苗字をひねり出した。

名前を変えるたびに、SNSのただでさえ少ないフォロワーがいちだんと目減りしていくけれど…
まあ、いたしかたない。
これも性分と割り切るしかない。
捨てるべきものが目についたならば、あとさき考えずに打ち捨ててしまう性格なのだ。
そうして何も積み上がらずに、こうしてぼんやり佇むだけだ。

いずれにせよ、容れ物は出来上がった。
のろまな足取りながらも、また歩みを再開してみようじゃないか。

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