ダニエル・クレイグ vs ジェームズ・ボンドは、以前、Heinekenが公開していたCMだ。
南欧で休暇を楽しむダニエル・クレイグ。
しかし、世界中の人々にとって彼は、いつだってジェームズ・ボンドなのだ。
Daniel Craig features in the new @Heineken TV advert #NoTimeToDie pic.twitter.com/nb6ZANseyw
— James Bond (@007) January 15, 2020
勘違いしっぱなしの運転手
ジェームズ・ボンドが乗り込んできた!
と思い込んだ運転手の彼女は、勝手に激走を始める。
パスポートでダニエル・クレイグの名前を見ても、にっこり微笑みながら、こう告げる。
「そんな偽名を使っているのね。全部お見通しよ。」
老人たちだけが
彼がジェームズ・ボンドではないと気づくのは、老人たちだけだ。
ただそれは、長い人生経験に裏打ちされたものではなく、ダニエル・クレイグだと認知しているからでもない。
息を切らして走れない男が、ジェームズ・ボンドであるわけがないと嘲笑しているのだ。
勝手にマティーニが差し出されるような人生
BARカウンターに座れば、勝手にウォッカマティーニが差し出されるような人生。
このCMは、コミカルにアイロニカルにとらえていて楽しめた。
そうして、その人生は、本当のところどうだったのかというドキュメンタリーがApple TV+で配信される。
ジェームズ・ボンドであること
15年間もの長きにわたってジェームズ・ボンドであり続けたダニエル・クレイグ。その長い冒険を振り返るドキュメンタリーがApple TV+で公開される模様。
情報源: ダニエル・クレイグが007の15年間を振り返るドキュメンタリー「ジェームズ・ボンドであること」 | ALOG
世界有数のアイコンを15年間も演じ続けた彼は、どのような心持ちだったのだろう。
「ひとたび、ジェームズ・ボンドになってしまったものは、そこから逃れることはできない」
それはHeinekenのコピーのように、苦さを含んだものだっただろうか…