様々なアプリやサービスがある中で、どうしてもDay Oneが手離せない理由がある。
On This Dayという独特の機能がそれだ。
「あの日、あなたはこう書いた」と、それは教えてくれるのだ。
過去のこの日
この機能は、「過去のこの日」に書いたものを表示してくれる。
ほぼ日5年手帳みたいなことをやってくれるのだ。
こちらは5年という期間にも、書く量にも制限がない。
もちろん、手書きで書かれるものには、それなりの味がある。
しかし、とんでもない悪筆で綴られる僕の手帳は、LIFEのBOOKになりえない。
解読に多大な労力が必要になるそれは、読み返すという行為に品質的に耐えられないのだ。
リマインダーを設定しておけば
「過去のこの日」に書いたものがあれば、設定した日時に通知してくれる。
検索では漏れてしまうもの
このようなアプリやサービスでは、検索機能が充実しており、もちろんDay Oneにも備わっている。
しかし、検索するためには、ナニカを覚えておかなければ入力することができない。
全く忘れ去られてしまったものは、見つけ出す糸口さえなくしてしまう。
もちろん、忘れてしまうために、折り合いをつけて手放すために書き捨てたものもある。
そうしたものに出くわすと、そこから脱した自分にも気づき、あるいは「なわばり」の狭い野良猫みたいに同じところをぐるぐる回り続けている自分にも気づく。
しかし、忘れていた、ささやかな良きことにも出くわすことができる。
それらのささやかな良きことは、そのささやかさ故に、ホコリのように簡単に吹き飛ばされていて、全く忘れ去られている。
そのささやかなもの達をかき集めて、この先の人生に携えておきたい。
苦くてまずいブラックコーヒーばかりが差し出されるのなら、自前のシュガーポットは持っておきたいものね…
Tips and Tutorials for On This Day