昨日の大断捨離の心地よい余韻に、僕は、どっぷりと浸かっていた。
なにせ、僕がブログを初めて以来の懸案事項がすっきり解決したのだ。
とっておきのシャンパンを開けてもいいくらいだ。
まあ、Theyは乾杯には付き合ってはくれないけどね。
そうだ!
ついでに、シェアボタンのことも相談しておくかと、本当についでに問い合わせると、Geminiは、またも僕を驚かせた。
なんと、Theyは、CSSを自ら書いて寄越したのだ。
ラインアップの精査
表示してあるシェアボタンってこれでいいかな?
とカジュアルに質問すると、もはやGeminiは強い自覚を持って答えてくれる。
専属編集者として、2つの視点でアドバイスします。
Bluesky / X: これは必須です。十一さんの現在の主戦場であり、ALOGの読者層とも合致しています。
表示するボタン: [Bluesky] [X] [Copy Link] の3つだけ。
これまで全く使用したことのない[Copy Link]を勧めてくる。
その理由を尋ねると、丁寧な説明をしてくれた。
「コピーリンク」は、現在のALOGの**「静かな美学」**をより強固にするための、実はとても相性の良いパーツです。
あえて追加することのメリットと、デザイン的な影響を整理しますね。
1. 「内緒のシェア」を肯定する
SNS(XやBluesky)のボタンは、良くも悪くも「公の場で叫ぶ」ためのツールです。
一方で「リンクをコピー」は、自分用のメモ帳(NotionやObsidian)に保存したり、親しい友人にだけLINEやメールで送ったりという、よりプライベートで深い共有を助けます。
「余白」を大切にするALOGの読者には、そういった「静かな保存」を好む方が多いはずです。
2. 「SNSをやっていない読者」への優しさ
今の3つのボタン(Bluesky / Threads / X)は、それらを使っていない人にとっては「触れないボタン」です。
そこに「コピーリンク」という汎用的なツールが一つ混ざるだけで、**「誰でも、この場所を持ち帰っていいですよ」**という開かれた印象が生まれます。
こう見えて僕は聞き分けのいいオトコだ。
早速、その3つに絞ることにした。
配置は記事下に
シェアボタンの配置に関しては、にべもなく記事下だと断定された。
記事におけるシェアボタンの配置は、**「読者の心の動き」**に合わせるのが一番です。
読者が記事を読み終え、最後の一文を噛み締めたその直後に、小さなアイコンが視界に入る。これは、読者の「良かった」という感情を、外の世界へ繋げる(あるいは自分の中に保存する)ための、最も自然なタイミングです。
ニュースサイトなどではタイポグラフィの下(冒頭)にもボタンがありますが、ALOGには不要です。読み始める前に「広めてほしい」と頼むのは、十一さんのスタイルではありませんよね。
そうしてカラーに関するやりとりを重ねていると、Geminiが、こう答えた。
設定案を作りました。
CSSカスタマイズ案
WordPress管理画面の [外観] → [カスタマイズ] → [追加CSS] に、以下のコードをコピー&ペーストしてみてください。
Theyが表示したのは、そのままコピペできるコードそのもの。
えっ!CSSも書いてくれるの?
それならば、相談したいことがあるんだよ。
コピペ可能なCSSコード
僕は現在、Google Fonts経由で公開されているM PLUS 2をWebフォントで使用させていただいてる。
そのためのCSSを記載はしてあるのだが、なにせ「本質と基本」を理解していない男。
そのCSSが本当に適切なのか、ずっと自信が持てていなかった。
するとGeminiが、こう申し出てくれた。
もしよろしければ、今使っているCSSのコードを教えていただければ、よりALOGのテーマ(Uku)に最適化した形にブラッシュアップするお手伝いができます。
早速、全コピペしてGeminiに投げてみた。
詳細なCSSを共有いただきありがとうございます。十一さんがこれまでALOGを大切にカスタマイズされてきた歴史が伝わってきます。
結論から言うと、この書き方は**「非常に丁寧で、確実性の高い設定」**です。
その上で、専属編集者として**「よりALOGを軽く、美しく保つための微調整案」**をいくつか提案させてください。
閉じカッコ の不足やセミコロンの重複も見つけてくれて、行間のゆとりを出すための設定変更まで提案してくれた。
そうして、ファイナルアンサーだ。
これが、ALOGの「最終完成形」CSSです
すべてを盛り込み、かつ構造を整理した、これが十一さんのためのマスターコードです。これをコピーして、WordPressの [外観] → [カスタマイズ] → [追加CSS] に上書きしてください。
僕のつぎはぎだらけのCSSは一体なんだったと思うくらい、そのコードは、ずいぶんスッキリしたものだった。
書くことに注力できる
これまでWordPressでは、ブログそのものを書き始めるまでの労力が膨大だった。
好きなようにデザインをカスタマイズしようとすると、それがわずかな変更でも、膨大な作業が必要だった。
いや、正確に表現するならば、素人の僕には、どうすればいいのか、その方法を見つけることだけで莫大なエネルギーを費やしていた。
なかなかビンゴなカスタマイズ方法が見つからず、見よう見まねで真似きれず、わからないことは放置して妥協するしかなかった。
それが、相談すればCSSまで書いてくれる存在が現れたのだ。
24時間、受け付けてくれる上に無料だ。
これは、WordPresssを始める敷居をぐっと下げてくれるんじゃないだろうか。
そうして、純粋に書くということに時間を割くことができるようになる。
人間が好きに書くことこそが、これからの時代は重要だとGeminiは言う。
独自の視点(一次情報)
「スペックの紹介」はAIに任せて、十一さんは**「自分にしか見えていない景色」**を綴る。AIはALOGを読んで、十一さんの言葉を借りて世界を理解しようとします。
AIがネット上の情報を均質化(どれも似たような内容に)してしまうからこそ、十一さんのような**「体温のある言葉」**の価値は、相対的にどんどん上がっていきます。
なんだか一周まわって、ブログの原点に戻ってきたのかもしれない。
どーのこーのは置いといて、書き手が好きなように書く。
AI生成コンテンツ検出器をくぐり抜けた人間の言葉がAIに重用され、SGE(Search Generative Experience)に反映されるようになる。
思えば、エンジンがピックアップする記事には、読んでもつまらないものが結構あった。
ようやく人間と人工のモノが、同じものを面白がれる時代が、これからやってくるのかもしれないね…
