第13週のNFL WAY TO PLAYで表彰されたのは、シンシナティ・ベンガルズのS マイク・ヒルトン。
第10週のピッツバーグ・スティーラーズのS テレル・エドモンズ以来のDBの受賞。
対象になったのは、もちろん彼の持ち味であるタックルだ。
WEEK 13 – MIKE HILTON
Bengals S Mike Hilton receives the Week 13 honor.
情報源: NFL Way to Play | NFL Football Operations
あの真ん中の短いゾーンでパスをキャッチする恐怖を、レシーバーにあらためて思い出させる強烈なタックル。
強いヒットだけならまだしも、ボールを失う残像が残れば、この後のプレイにも影響を与える。
チームの登録ポジションを確認するとCBになっている。
あのフック・カールゾーンで躊躇ない振る舞いができるCBというのも珍しい。
それもそのはず、彼はCBの中でもスペシャリティを極めた職人だ。
スロットCBのプロ
ドラフト外でNFLに入団した彼は、ピッツバーグ・スティーラーズで花開き、今年、4年契約でベンガルズに加入したばかり。
カレッジ時代も、「ハスキー」と呼ばれるハイブリッドSSという特殊なポジションをやっていた。
そうして、NFLでは、スロットレシーバーをカバーするCBとして、そのスペシャリティを極めている。
Mike Hilton has also excelled in coverage over the course of his career.
Hilton is 1 of 5 DBs (the only slot CB) to allow less passes to be completed than expected in coverage in each of the last four seasons (min. 40 targets in a season). pic.twitter.com/bf4xDFLluL
— Next Gen Stats (@NextGenStats) March 16, 2021
2017年以来、カバレッジにも優れているが、その位置からのブリッツはダントツのトップ。
昨年まで、スロットCBのブリッツを有効活用できていなかったベンガルズにとっては、まさに補強するべき人材だったのだ。
第13週終了時点で、ベンガルズがプレイオフに進出できる可能性は、JUST 50%。
レイブンズとブラウンズ、それぞれともう一度、対戦することになる。
スロットにアラインすることの多いレイブンズのTE マーク・アンドリュース。
だとすれば、マイク・ヒルトンがマッチアップすることになる。
ベンガルズがプレイオフに進むかどうかの、守備のキーパーソンなのかもしれないね…