たかだかテレビCMの周年記念グッズが発売されるなんて聞いた覚えがない。
しかし、コカ・コーラのヒルトップとなればレジェンド中のレジェンド。
やはりその扱いは別格なのだろう。
なにせ、あのMAD MENの最終回のしめくくりにそのまま流されたCMなのだから。
「The 1971 Unity Collection(ユニティコレクション)」は、「平和」と「調和」をテーマに、1971年当時と同じポジティブな想いを持ちながら現代にも通じる方法や表現で、世界25 以上のブランドが様々なアイテムを展開するコレクションです。ロフトでは、「1971ユニティコレクション」の70年代前半の色使いやグラフィックのおおらかな雰囲気、開放的なデザインを取り入れ、“夏を楽しむ”を意識した遊び心のある限定雑貨をお届けします。
情報源: The 1971 Unity Collection|ロフト
グラスとマグカップが欲しい
けっこーバリエーションが豊富で全て精査できていないけれど、ぱっと見、グラスとマグカップが欲しい。
まさにコーラを飲むためのサイズとデザインを兼ね備えたグラスってなかなかないよね。
イイ感じのデザインのマグカップにもあんまり出くわすことがないしね。
ロフトでは、これ意外にも様々なアイテムが取り揃えられている様子。
ぜひ、ご覧あれ。
It’s the real thing
Read about Coca-Cola’s “Hilltop” ad and the origins of the song, “I’d Like to Buy the World a Coke”. Check out this story and more news from The Coca-Cola Company.
情報源: Creating ‘I’d Like to Buy the World a Coke’ – News & Articles
1971年といえば、能天気だった世界は、リアルな現実に打ちのめされ、もう楽天的ではいられなくなり始めた頃だ。
そしてそのころ、もっとも欠乏していた平和と調和がテーマに取り上げられたのだ。
そうして50年後の今も、事態はあんまり変わっちゃいない。
それどころか、COVID-19というニューフェイスが登場し、新しいジェノサイドも進行中。
しかも発祥はおんなじところ。
そんなところが開催しようとするオリンピックに、コカ・コーラはスポンサーとして名を連ねている。
これが、2021年のIt’s the real thingだ。
崖の上の無垢な彼と彼女は、今頃どうしているだろう。
1984
HilltopにならぶレジェンドといえばAppleの1984がある。
世界を1984にしないためにMacは登場したのだ。
もし、この50周年を祝うことになれば、そのときは2034年になっている。
このとき世界は、1984とほんとうに縁遠いところにあるのだろうか。
それとも、1984セカイが完成してるだろうか。
顔認識で特定の人種を瞬時に識別し、その居所をGPSで正確に把握する国家が存在する今、未来は楽観的ではない。
そしてAppleは、その国でこそ売り上げを伸ばし続けている。
iPhoneが世界を1984にするための最後のピースだったなんてバッドエンドは、どんなにひねりの効いた脚本だとしても、誰も面白がることはないだろう…
さて、最後に自分史上第一位のCMをご紹介。
スーパーボウルのCMがパッとしない今、ずっと王座は守られたままなのだ…
Make love, not war.