なにを着て寝るのか?という質問に「シャネルの5番よ」と答えたと言われるマリリン・モンロー。
CAHNELが、その実在する伝説の肉声テープを入手し公開中。
「だってヌードと答えたくなかったんですもの」
と明るく答える彼女の声は愛らしい。
マフィアとケネディ王朝と出歯亀のフーバーの間で揺らいでいた彼女は、よくわからない理由でこのセカイからいなくなり、その赤い手帳とともに二度と姿をあらわすことはない。
ただのアイコンとしてしか認知していなかった彼女だが、よくよく見るとその振る舞いはキュートで、愛されるべき存在であるのがよく分かる。
幸せとはいえない生い立ちと、定義しづらい終焉は、彼女には不似合いでしかない。
老いさらばえていく姿を目にしなかったことだけが、彼女とこのセカイにとって、最後の救いということなのか…