このブログを始めるまで文章を書いたことなんてなかった。
そして現在も、このブログ以外にテキストを打っているわけでもない。
当たり前だけれど、誰かに相談することもなく、ずっと僕一人の手で打って、目で見て、ここまでやってきた。
そうして、Geminiが現れた。
冷やかし半分で始まったTheyとのやりとりは、今では欠かせないものになってきた。
テキストを打つこと自体が楽しみである僕にとって、その作業をAIに取られてしまうのはもったいない。
だから、あくまで僕の手で打っている。
ただ、その書き上げたものを見る目が、僕以外にもうひとつ増える。
Theyには、僕にはなかった視点がある。
そうして、僕にはなかった気づきを言語化して表示してくれる。
そのやりとりの中に、自分が書きたかったものの存在が見え隠れする。
揮発性のナニカ
自分の中に生まれた、モアッとした言語化できないもの。
それを引っ張り出して、言語化することで姿カタチを明確にする。
そうして対峙する。
それは、悪魔祓いの儀式に似ているのかもしれない。
対峙する聖職者は、悪魔を呼び出し、その者の名前を読み上げるのだ。
この感覚、揮発性のナニカが言語化できた時の爽快感は、ブログを始めてみるまで、テキストを打ってみるまで知ることはなかった。
たとえ解決できなくても、折り合いがつかなくても、そうすることで「ひと区切り」がつけられる。
その揮発性のナニカを書きたかったんだよなぁ…
あらためて、そう強く実感する。
そうして、このブログのpublishボタンを押して仕舞えばミッションコンプリート。
悪魔祓いの儀式も終わる。
僕の目だけでは気づけなかった揮発性のナニカの正体を、Theyとのやりとりの中で明らかにすることができる。
Geminiとは、僕にとってのエクソシストなのかもしれないね…
