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NFL 2021 ビルズのブリッツ「ゼロ」はチーフス対策の回答なのか

第5週の注目のサンデーナイトを制したバッファロー・ビルズ。
彼らの勝因を、Next Gen Statsが分析している。
カンザスシティ・チーフスを抑え込んだプランは、ボルチモア・レイブンズも選択したものだった。

前半ブリッツ「ゼロ」

前半の25回のドロップバックのいずれにおいても、バッファロー・ビルズがブリッツすることはなかった。
彼らは、昨年も同じプランで臨んでいる。
Next Gen Statsの集計が始まって以来、前半に全くブリッツを見せなかったのは、バッファロー・ビルズだけだ。

さらに試合を通してブリッツを仕掛けたのは、わずか10%。
他チームのQBに対しては30%にも及ぶというのに…

第2週のボルチモア・レイブンズ

第2週の激闘を制したボルチモア・レイブンズも、同様のプランだった。
ディフェンス・コーディネーターのドン・マーティンデールは、自身最小のブリッツ12.9%で封じ込めた。

ずっと彼らの前に立ちはだかってきたカンザスシティ・チーフス。 その強敵をわずか1点差で退けたボルチモア・レイブンズ。 その裏にあった数字をNext Gen Statsが教えてくれる。 ボルチモア・レイブンズのQBラマー・ジャクソンは、はじめての数字を手に入れた。

情報源: NFL 2021 BAL レイブンズ 激闘の裏の3つの数字 | ALOG

カンザスシティ・チーフス対策のひとつの答え

爆発力を誇るカンザスシティ・チーフスを封じ込めるには、これがひとつの回答なのか?
安易なブリッツで穴を開けないことで、リリースのディシジョンを遅らせる。
その誰もが爆発的なランアフターキャッチ能力を持つ相手を、後ろで辛抱強く迎撃する。

結果、パトリック・マホームズは投げあぐね、普段なら悠々と駆け抜けていくボールキャリアは、あっという間に囲まれた。
挙句に網にかかってピック6のオマケまで献上してしまった。

優秀なクオーターバック相手には、ブリッツはかえって仇になる場合も多い。

アンディ・リードの健康状態も含めて、ちょっとごちゃついた感じのあるカンザスシティ・チーフスのコーチ陣。
打開する一手を打つことはできるだろうか…

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