第5週の注目のサンデーナイトを制したバッファロー・ビルズ。
彼らの勝因を、Next Gen Statsが分析している。
カンザスシティ・チーフスを抑え込んだプランは、ボルチモア・レイブンズも選択したものだった。
前半ブリッツ「ゼロ」
前半の25回のドロップバックのいずれにおいても、バッファロー・ビルズがブリッツすることはなかった。
彼らは、昨年も同じプランで臨んでいる。
Next Gen Statsの集計が始まって以来、前半に全くブリッツを見せなかったのは、バッファロー・ビルズだけだ。
さらに試合を通してブリッツを仕掛けたのは、わずか10%。
他チームのQBに対しては30%にも及ぶというのに…
Under HC Sean McDermott, the Bills have blitzed Patrick Mahomes at a third the rate (10%) than they have blitzed all other quarterbacks (30%).
Mahomes vs the Blitz (career)
🔹 +151.1 pass EPA (leads NFL)#BUFvsKC | #ChiefsKingdom— Next Gen Stats (@NextGenStats) October 11, 2021
第2週のボルチモア・レイブンズ
第2週の激闘を制したボルチモア・レイブンズも、同様のプランだった。
ディフェンス・コーディネーターのドン・マーティンデールは、自身最小のブリッツ12.9%で封じ込めた。
ずっと彼らの前に立ちはだかってきたカンザスシティ・チーフス。 その強敵をわずか1点差で退けたボルチモア・レイブンズ。 その裏にあった数字をNext Gen Statsが教えてくれる。 ボルチモア・レイブンズのQBラマー・ジャクソンは、はじめての数字を手に入れた。
情報源: NFL 2021 BAL レイブンズ 激闘の裏の3つの数字 | ALOG
カンザスシティ・チーフス対策のひとつの答え
爆発力を誇るカンザスシティ・チーフスを封じ込めるには、これがひとつの回答なのか?
安易なブリッツで穴を開けないことで、リリースのディシジョンを遅らせる。
その誰もが爆発的なランアフターキャッチ能力を持つ相手を、後ろで辛抱強く迎撃する。
結果、パトリック・マホームズは投げあぐね、普段なら悠々と駆け抜けていくボールキャリアは、あっという間に囲まれた。
挙句に網にかかってピック6のオマケまで献上してしまった。
優秀なクオーターバック相手には、ブリッツはかえって仇になる場合も多い。
SNF Quarterback Spotlight 🔦
Both QBs were more efficient when blitzed last night.
Tom Brady
🔹 9.4 YPA vs blitz, 5.5 YPA vs non blitzesMac Jones
🔹 8.2 YPA vs blitz, 5.7 YPA vs non blitzes#TBvsNE | #GoBucs | #ForeverNE pic.twitter.com/zJ5yqSod44— Next Gen Stats (@NextGenStats) October 4, 2021
アンディ・リードの健康状態も含めて、ちょっとごちゃついた感じのあるカンザスシティ・チーフスのコーチ陣。
打開する一手を打つことはできるだろうか…