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NFL 2021 チャージャーズのジャスティン・ハーバートが2週連続のAFC Offensive Player of the Weekに選出

ロサンゼルス・チャージャーズのQB ジャスティン・ハーバートが2週連続のAFC Offensive Player of the Weekに選出された。
QBの2週連続受賞は、2019 シーズンのラマー・ジャクソン以来のこと。
そう、彼がNFLのMVPに輝いたシーズン以来のことだ。

尾ひれなしの63.8ヤードのパス

初心者もベテランもない。
誰が見たって興奮するフットボールの華、ロングパス。
しかし、そんなものには、なかなかお目にかかれない。
長い距離のTDパスといえども、ランアフターキャッチの尾ひれがついていることがほとんどだ。
しかし、このパスは、純粋に63.8ヤードの距離を飛んでいった。
ダイレクトにエンドゾーンに届いたパスに、WRはキャッチするだけでいい。
必要なアフターキャッチのアクションは、セレブレーションだけだった。

迫り来るパスラッシャーとの距離は0.7ヤードしかなく、パス成功の見込みは17.1%。
ポケットから逃れながら、63.8ヤードのTDパスを決めて見せる。
花形のポジションが、満開に咲き誇る瞬間と言っていい。

彼は、こうしたパスをもう10回も決めている。
2020年、彼がNFLに加入して以来、彼より55ヤード以上のパスを決められたQBはいない。

全てのゾーンでNFL平均以上

2020年のルーキーは、着々と記録を残していく。

2年で725回のパスを成功させ、2年連続で30TDパスを決めている。

しかし、そんなことよりも特筆すべきは、彼に苦手なゾーンがないことだ。

View the Next Gen Stats Justin Herbert

情報源: Justin Herbert | NFL Next Gen Stats

あのGOATでさえ、リーグ平均を下回るレッドゾーンがあるというのに…

View the Next Gen Stats Tom Brady

情報源: Tom Brady | NFL Next Gen Stats

NFL 第15週は、カンザスシティ・チーフスとの同地区直接対決。
勝ったほうが、AFC西地区を制することになる。

シーズン序盤に敗戦を喫して以来、徐々に調子を上げてきたチーフス。
MVP経験者が貫禄を見せつけるのか、それとも新たなMVP候補者が、その台頭ぶりを確かなものにするのか。
この一戦は、新たな時代のうねりというやつなのかもしれないね。

チャージャーズで最後に2週連続のAFC Offensive Player of the Weekに選出されたのは、2006年のラダニアン・トムリンソンだ。
その年、彼はリーグのMVPに輝いている。

 

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