ニューヨーク・ジェッツがファンに仕掛けたドッキリは大成功。
ファンである彼女のチームへの愛情の大きさ。
そして彼女のこれまでの人生が、このドッキリをとてもあたたかいものにしている。
Wayne Chrebet Surprises Fan Of The Year
Liz Muellerは、Fan Of The Yearのファイナリストに残ったご褒美にチームのファシリティー見学に招待された。
しかし、実は彼女は、すでにFan Of The Yearに選ばれていたのだ。
突然現れたウェイン・クレベットに、絞り出すように挨拶する姿が愛らしい。
なんたって、彼女の一番好きな選手が目の前に現れたのだから。
もぞもぞとハグをおねだりする姿も、重ねて愛らしい。
You can see why Liz is @NFL Jets Fan of the Year pic.twitter.com/vUWrZzxAUw
— Woody Johnson (@woodyjohnson4) October 19, 2021
Liz Mueller
「私の体を切り裂いたら、緑と白の血が流れてるわ」
その言葉は伊達じゃない。
彼女は、ファシリティを見学するだけで涙ぐんでいた。
選手もスタッフもいない無人のファシリティなのに。
8歳からジェッツのファンだった彼女。
これまたジェッツの大ファンだったご主人と結婚したことで、ジェッツのゲームを見逃したことはなかった。
ご主人が突然亡くなるまでは…
娘さんを抱えた彼女は、いくつもの仕事を掛け持ちするようになった。
とてもじゃないがゲームのチケットを手に入れられない時代には、メットライフ・スタジアムの警備員の仕事もやっていた。
少しでも、チームの近くにいられるようにと…
そんな母親が喜ぶ姿に涙ぐむ娘の姿もグッとくる。
彼女は、スーパーボウルにも招待されることになった。
もうひとつ彼女を喜ばすことができるのは、そのスーパーボウルにジェッツが出場すること。
ただそれを叶えるには、ドッキリ以上のサムシングが必要になるけれど…