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NFL 2021 タイタンズ 王様の不在はパッシングにも影響する

NFL 第9週のテネシー・タイタンズとロサンゼルス・ラムズの対戦は、スーパーボウルのリマッチ。
本拠地開催のスーパーボウルに向けてALL INの体制でまっしぐらのラムズ。
そんな相手に土をつけることは、タイタンズにとっては、ひとつの復讐になる。
しかし、文字通り王様としてチームを引っ張ってきたタイタンズのRB デリック・ヘンリーは欠場することになってしまった。
王様の不在が、ラッシングだけでなく、パッシングにも影響する可能性をNext Gen Statsが伝えている。

アーリーダウンのプレイアクションパス

RBにデリック・ヘンリーが存在することで、相手チームのディフェンスは、ボックスに人を多く配置して、それに備えなければならない。
その結果、QB ライアン・タネヒルは効果的にプレイアクションパスを投じることができた。
2019年以来、アーリーダウンのプレイアクションパスで、ライアン・タネヒルは1,259ヤードを投げ、2位のQBを529ヤードも上回っている。

ランがダメならパスで!
と簡単に切り分けられないほど、タイタンズのパス攻撃は、王様のランプレイを土台に成立しているのだ。

#8 エイドリアン・ピーターソン

王様の不在にタイタンズが取った手段は、ビッグネームの獲得だ。

The Titans have promoted running back Adrian Peterson to the team’s active roster, and he’s ready to go. And, after watching him this week in practice, the Titans are ready to turn him loose.

情報源: Titans Promote RB Adrian Peterson to the Active Roster, and He’s Ready to Roll

36歳の金看板つきのベテランRBは、最近流行りの1桁の背番号を選択した。

大きな輝きは見せられなくても、彼がコンスタントに、これまで通りのタイタンズのペースを保ってくれるのか?
あるいは、ジェッツのマイク・ホワイトのようにいまだ無名の新たなる希望が出現するのか?

もしタイタンズがラッシングゲームを諦めざるを得ない状況に陥れば、途端に苦しくなるだろう。
今週、ラムズは、彼らのパスラッシュ能力をエクストラ・アップグレードしたからだ。

#40 ボン・ミラー

デンバー・ブロンコスとロサンゼルス・ラムズがトレードに合意。 2022年のドラフト2巡と3巡の指名権と引き換えにラムズが獲得したのは、ボン・ミラー! デンバーは、フランチャイズの英雄を最大限の感謝と敬意を持って送り出している。

情報源: NFL 2021 ボン・ミラーがラムズにトレード加入 | ALOG

ボン・ミラーも新しい背番号 40を選択している。
NFLに入団するとき、ジョン・エルウェイにデリック・トーマスのような選手になれと言われて着用していた 58。
しかし、もはや彼は誰かのようなという比喩の必要のない選手。
ボン・ミラーのオリジナルとして絶賛営業中だ。
心機一転、彼自身の背番号を着用したとして、その存在価値に一切の揺るぎもないだろう。

タイタンズがラッシングゲームを放棄して、単調なドロップバックに頼らざるを得なくなったとき、強力なパスラッシュの洗礼を浴びることになる。
Next Gen Statsが始まって以来、138人のディフェンスプレーヤーの中でNFLで最高のプレッシャーレートを誇るボン・ミラー。
そして、5位にはアーロン・ドナルドがいる。
トップ5のうち二人を擁する事ラムズのプレッシャーにタイタンズは耐えられるだろうか?

しかし、今年、何度も何度も接戦をモノにしてきたタイタンズ。
勝ちを拾ったゲームもある。
彼らなら、なんとかしてくれるんじゃないかという期待も、まだ捨てられないでいるのだ。
たとえ、王様が不在だとしても…

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