Next Gen Statsが、またもネクストレベルの指標を公開した。
公開されたのは、pressure probability。
そう、パスラッシャーのプレッシャーを定量化したのだ。
AWS + NFL’s Next Gen Stats Unveil Pressure Probability
これまでパスラッシャーがスタッツに名前を残すには、3つの指標しかなかった。
投げ急ぎ、ヒット、そしてサック。
これらが、人間の目により記録されていた。
解説者が「すごいプレッシャーを与えてますよね」と口にする。
では、そのプレッシャーは、どれほどのものなのか?
これまでは、雰囲気でしか表現することができなかったが、AWSの機械学習は、それを見える化したのだ。
マイカ・パーソンズ
Next Gen Statsは現在のTOP 10ランキングを発表。
100点満点中99点で1位にランキングされているのが、ダラス・カウボーイズのマイカ・パーソンズだ。
彼の一つのプレイをグラフ化したものを見れば、感覚として理解しやすいかもしれない。
情報源: Next Gen Stats: Introduction to pressure probability
Next Gen Statsという新しい刺激
Next Gen Statsは、昨年、新しい指標 Passing Scoreも発表している。
半世紀も前に導入され、埃まみれの、多くの問題点を指摘されていたパサーレイティングに代わるものとして。
それによって、何回投げて成功したかどうかなんて単純な計算式ではなく、その状況におけるパスの難易度も弾き出される。
それに基づくランキングは、単にヤードを稼いだだけのものとは、一味違うものだった。
ディフェンスのカバーさえ瞬時に把握できるAWSの機械学習は、僕らに新しい切り口と深みを与えてくれる。
それは、スプレッド全盛で単調になりがちな試合のテンポに、あるいは、長年の観戦で飽きてしまいそうになる僕らに新しい刺激をもたらしてくれるものだ。
誰が、どうすごいのか。
あのプレイの凄さは、こうした数値で表されるのか。
そうしたワクワクが、また僕の目をNFLに向けてくれる。
だって、そんな刺激物でも投入しなきゃ、逮捕だFBIだとかのスキャンダルの絶えないNFLとは、付き合っていけないじゃない。
とても素面じゃさ…