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NFL お宝鑑定団 「あなたの知らないHall of Fameのアーカイブ」

NFLのプロフットボールの殿堂のアーカイブには、貴重な文化遺産が数多く保管されている。
4000万ページの文書、600万枚の画像、そして3万点のアイテムだ。
その中から、特に貴重なアイテムを紹介する動画をNFL Filmsが公開中。

19 AWESOME Hall of Fame Artifacts You’d Never Know About!

ジョン・ケンドール

案内してくれるのは、ジョン・ケンドール。
いかにも学芸員風な彼が、フットボールのあれこれを案内してくれるのは、いささか奇異な感じがする。
しかし、豊富な知識にもとづく解説は流石という他ない。

100年前のジャージ

ウールやコットンが用いられており、複数の素材がミックスされている現在のものに比べるとシンプルだ。
当時はショルダーパッドがミニマルに作られていたため、サイズ感も大きくはない。

NFL100年の史上最高のゲームのゴールポスト

NFL100年歴史の中で、第1位に選出された伝説のゲームのゴールポスト。

1958 – Colts vs. GiantsNFL CHAMPIONSHIP – “THE GREATEST GAME EVER PLAYED”
“It transformed the NFL into a national passion.” – George R.R. Martin

情報源: NFL 100 | NFL.com

当時のゴールポストは、バルサ材で作られている。
そのため、現在は、厳重な湿度管理のもとに保管されている。

しかし、なぜアメリカ人は熱狂するとゴールポスト倒しちゃうのかね?
アレについては、昔から理解できないんだよね…

アイスボウルのベンチ

ビンス・ロンバルディのグリーンベイでの最後のゲーム。
その時にサイドラインで使われていたベンチだ。

そのゲームには、アイスボウルの別名がある。
NFL史上、最も困難な気象条件の下で行われた、みるからに凍えそうなあのゲームだ。

そんなゲームをヒーターもない、ただの木製のベンチで彼らは戦っていたわけだ。

カラーバリアを打ち破る契約書

1934年から1945年まで、NFLに限らずメジャースポーツでは、アフリカ系アメリカ人にプレイさせないという明文化されていない協定があった。
この契約書は、1946年にそれを打ち破るものだった。
その契約を結んだのは、NFL100年の最大のゲームチェンジャー、聖ポール・ブラウンだ。
これは、ジャッキー・ロビンソンがMLBでデビューする1年も前のことだ。

あきらめなかったビル・ウィリスもすごいが、その能力を適正に評価した聖ポール・ブラウンも流石だ。

年棒は、4000ドル。
サインボーナスは、100ドルだ。

現在のヘルメットとフェイスマスクの原型

現在のヘルメットとフェイスマスクの原型と言えるもの。
初めて金属製のフェイスマスクを、ヘルメットにねじ止めしたタイプ。

ジッパー式のスパイク

ドーク・ウォーカーは、RBでありながらキッカーでもあった。
だからタッチダウンを上げると、すぐにキッカー用のスパイクに履き替える必要があった。
そのため、ジッパーを使って着脱が容易になっている。

ボブ・グリーシーの眼鏡

コンタクトもゴーグルも実用的でなかった時代のお話。
流石にメガネの選手は絶滅しただろうと思ったら、インディアナポリス・コルツのK ブランケンシップはメガネ着用中だった!

ブレット・ファーブのサイパッド

一度引退したブレット・ファーブは、彼のユニフォーム一式をプロフットボールの殿堂に寄贈した。
しかし、再度プレーすることになり、このサイパッドだけは返して欲しいと依頼されたらしい。

そこまで手放せないサイパッドって、どんなカスタムが施されてるんだろう?

プレイコール用リストバンド

その登場理由は、かなり切迫したものだった。
2人のQBを怪我で失ったインディアナポリス・コルツは、RBを代役に仕立てることになった。
そのために、当時のコーチだったドン・シュラが発案したのだ。

ブラウンズのヘルメット受信機

あの有名なヘルメット用の受信機。
当時にしては、なかなかコンパクトなガジェットに仕上がってる。
しかし、警察の無線を拾ったりと、電波の受信技術はイマイチだったようだ。

トム・ブレイディのドラフトカード

あまりにも有名な彼のドラフトのエピソード。
しかし、本人がこのカードを目にしたのは、2019年になってからだ。

そういう意味では、自分のドラフトカードを実際に目にしたことのある選手って少ないんだろうね…

USFLによるジェリー・ライスのスカウティングレポート

NFLドラフト全体16位で指名されたジェリー・ライス。
しかし彼は、USFLから全体1位で指名されていた。
その際にUSFLで作成されていたスカウティングレポート。

ランアフターキャッチは非凡だが、ブロッカーとしてはアベレージ。
プレイスピードと40ヤード走は、異なる。

なんてことが書いてある。
しかし、USFLのものまでしっかりとアーカイブされているんだね。

ポール・ブラウンのゲームプラン

初めてスカウティングを導入し、教室スタイルで選手にプレイをインストールしたポール・ブラウン。
ここには、その詳細なスカウティングレポートと詳細なプレイチャートが保存されている。

ドン・シュラのゲームプラン

NFLのヘッドコーチとして最多勝を誇るドン・シュラ。
残されたノートには、彼がいかに最新の注意を払ってコーチングしていたかを物語る。

しかし、プロフットボールの殿堂って単なるギャラリーかと思っていたらとんでもなかった。
もはやフットボール界の大英博物館てところかな。

ここまで僕が気になったものをピックアップしてみた。
取り上げてないものもあるので、ぜひ直接動画をご覧あれ。

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