3日間に及んだNFLドラフトを締めくくるのはMr. Irrelevant。
実に256人に及んだ今年のドラフト指名の最後を飾る選手。
その栄誉に浴したのは、ルイビル大のTE ジェラルド・クリスチャン
irrelevantの意味は
文部省の定める最低基準の英語教育しか受けていない身には、この単語は馴染みが薄い。
ググってみると、2つの意味があるようだ。
【形容詞】
1不適切な,見当違いの,的はずれの; 〔…と〕無関係で,見当違いで 〔to〕.
用例 an irrelevant argument 的はずれの議論.
2重要でない,無意味な.
irrelevantly 【副詞】[IR‐+RELEVANT; 【名詞】 irrelevance]
情報源: irrelevantの意味 – 英和辞典 Weblio辞書
2番目の「無意味な」という意味から考えれば、生存の厳しいNFLでこんな指名順位の低い選手ならすぐにカットされてしまうだろう。だから、指名する事自体がまったく無意味だったね。
ともとれる。
1番目の「見当違いな」という意味から考えれば、もしこの選手がバリバリ活躍して大選手になるのなら、それはまったくスカウトの目が曇っていて見当違いでした。申し訳ございません!
ってことになるんだろう。
ルイビル大のTE ジェラルド・クリスチャン
当の本人は、どんな心境なのだろうか?
もっと高い順位で指名して欲しかったのか?
それとも、あの雲の上のリーグの扉が開いたことを率直に喜んでいるのか?
僕には見当もつかないが、ただもうこれからはその指名順位は関係ない。
1位指名も最下位も、リーグ現役のベテランも含めて、フィールドでのパフォーマンスで全てが決まる。
1順指名に大金を投じて、それこそ「無意味な」結果に終わってしまうことも多い。
だからスカウトたちに「見当違いでした。申し訳ございません!」と言わせるほどの活躍をして欲しい。
そしてもし、リーグで大成することがなくとも、幸福な人生を送ってほしい。
しかし、それは余計な心配かもしれない。
1位指名がその年一人しかいないように、Mr. Irrelevantも一人しかいない。
そうした強運を持つ彼ならば、どんな道を歩もうとも、お天道さまが照らしてくれることだろう。
“I’m happy for the opportunity that the Cardinals picked me up. I’m looking forward to the chance.”