NFLドラフトの締めくくりといえば、毎年恒例のMr. Irrelevant。
256番目の指名でトリを飾ったのは、SMUのWR Trey Quinnだった。
流行りの白人スロットレシーバーとして期待される彼は、リトルリーグのワールドシリーズでノーヒットノーランを達成した投手という経歴も持っている。
Redskins Select WR Trey Quinn as Mr. Irrelevant
初めてのリングまで捥ぎ取るほどアンダードッグが力を誇った2017シーズンにあやかって、是非とものし上がっていってほしい。
ただ心配するまでもなく、Mr. Irrelevantの選手たちは、早々にカットされることはなく、しぶとく生き残る傾向があるよね。
IRRELEVANT WEEK
毎年、この発表を担当するこのご婦人。
よくみると、CEOの肩書きがついている。
どこのCEOかといえば、IRRELEVANT WEEKのだ。
なんと40年以上の歴史を持つこの団体のサイトには、歴代のMr. Irrelevantたちがズラッと並んでいる。
初代のMr. Irrelevantは、487番目の指名であり、ポジションはウィングバックだった。
スティーラーズのサマーキャンプでカットされたが、CFLで7年もの間活躍した。
そして、2003年に心臓麻痺によりこの世を去った。
そんなところまで詳細にフォローしているのは驚きだ。
指名選手との有料の夕食会を企画したり、スポンサーや寄付を募って集めた金をあっちこっちの慈善団体に寄付している。
Lowsman Trophy
さらに、Lowsman Trophyなるものも授与しているようだ。
もちろん、かのHeisman Trophyのパロディで。
ファンブルしてる選手のトロフィーなんて、相当に縁起が悪そうだけれど、全体1位指名と同じく、その年1人しかいない強運を持つMr. Irrelevantには、影響なんてあるわけないか…
The Lowsman Trophy is a parody of the Heisman Trophy, which is awarded to the outstanding American college football player of the year. The Lowsman Trophy itself mimics the Heisman, but depicts a football player fumbling a football.
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