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NFL ドラフト 2024 Mr. Irrelevant アラバマ大学 S ジェイレン・キー

3日間に及ぶ長いNFL ドラフトを締めくくるのはMr. Irrelevant
毎年恒例の僕が最も楽しみにしている瞬間だ。
257番目に最後に名前を呼ばれたのは、アラバマ大学 S ジェイレン・キー !
Next Gen Statsによる彼の分析レポートに、僕は、あのビル・ベリチックが史上最高と手放しで称賛する選手のことを思い浮かべていた。

ジェイレン・キー

That earned him the ability to go play at Alabama in Nick Saban’s final season where he had an interception in his team debut during the season opener against Middle Tennessee State. He started every game except two in his lone season with the Crimson Tide, finishing with 60 total tackles, 1.5 tackles for loss, one interception and one pass defensed.

Alabama’s Jaylen Key is 2024 Mr. Irrelevant — Irrelevant Week

Next Gen Stats による分析

Next Gen Statsが行っている、ドラフトの候補者たちの詳細な分析。
その中に彼のレポートもある。

All Combine and Draft-Related Analysis, News, Video, and Biographical Information for Jaylen Key

Jaylen Key Draft and Combine Prospect Profile | NFL.com

彼の強みは、こう記載されている。

「NFLのSとして、充分なサイズと強靭さを持っている。
そのサイズと強靭さによって、TEにラインアップしてカバーすることができる。」

これは強い利点になるんじゃないだろうか。
最近では、どのチームにも化け物TEが存在するようになった。
DBがカバーするにはデカすぎて、LBがカバーするには速すぎる。
そんな存在をカバーできる選手は、現在のリーグにおいては貴重な存在のはずだ。

しかし、もっとも重要な記述は、これだ。

「スペシャルチームの中核になりうる、メンタリティーとタフネスさを持っている。」

フットボールでは、3つのチームが存在する。
攻撃と守備、そしてスペシャルチームだ。
あのビル・ベリチックが史上最高と手放しで称賛する選手は、スペシャルチーマーだ。

マシュー・スレーター

もともとWRであった彼がNFLで記録したレセプションは、わずかに1回。
しかし、彼は16年間スペシャルチーマーに徹し、キャプテンとしてチームを引っ張ってきた。
チームのハート&ソウルとは、こんな存在のことを言うのだろう。
彼は、2023年をもって現役を引退した。

オーナーのロバート・クラフトも異例の長文のメッセージを贈っている。

OTとして名誉の殿堂入りを果たした、あのジャッキー・スレーターが父親とは思えないような小柄な体で激しいタックルを連発する。
オールプロにも10回、そして、ニューイングランド・ペイトリオッツのAll-Dynasty team (2001–2019)にも選出されている。
お父さんと同じように、名誉の殿堂入りを果たすと目されている。
スペシャルチーマーで名誉の殿堂入りを果たした選手は、一体どれほどいるのだろうか…

ジェッツ初のMr. Irrelevant 

“I actually was off in the garage while my family was in the living room watching the draft,”

2024 NFL Draft: Defensive Back Jaylen Key, Alabama, Round 7, Pick 257

アラバマ大学のバーミンガム分校で4シーズン過ごした後、本校に乗り込んで、見事にクリムゾン・タイドのスターターを勝ち取る。
そんな強いメンタリティの持ち主が、RELEVANTでないわけがない。
ジェッツ初のMr. Irrelevant は、チーム初のハート&ソウルになれるのかもしれない。
そういえば、クリムゾン・タイドのHCとして最後のシーズンを送ったニック・セイバンは、ビル・ベリチックの親密な友人だったね…

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