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NFL百年の走馬燈(3)円卓のレジェンドLB

今回NFLが公開した動画は、レジェンド中のレジェンドLBによる座談会。
レイ・ルイスマイク・シングルタリーハリー・カーソンウィリー・レニアー、そしてローレンス・テイラー
どこからも文句の出ない人選だ。
あえてラウンドテーブルと銘打っているのは、はるかに格式の高い、とても順列のつけようがない成功者だけの集まりだからだろう。

MLBってさ

「いやあ、ミドルってさ」って感じで話しているんだろうけど、LBといっても、ミドルとアウトサイドでは全くの別物。
もっといえば4-3か3-4でも全く違うだろうけど。
そうした当然のことと言えば当然のことを踏まえて話は進んでいく。

MLBをやっていたこともあるローレンス・テイラーは、「ミドルは怪我するしタフだし、アウトサイドの方がちょっとイージーでフリーだった」と笑う。

ハリー・カーソンは「MLBは考えるポジションであり、QBやセンターのように白人のものだった。自分も、そのスマートさを持っていると証明したかった」といい、マイク・シングルタリーウィリー・レニアーを初めて見て以来、ずっと背番号を同じ63にして追っかけていたらしい。
曰く「白人しかいないMLBの中で唯一の黒人だったからだ」
そして、レイ・ルイスは1985年のマイク・シングルタリーを見て人生が変わった。
誰が次のレジェンドなのか?というのが最後のテーマだが、ここまでレガシーは、バトンは、きちんとつながれていたのがよくわかる。

印象に残るシーンは?

ウィリー・レニアーはゴールラインのショートヤードを守りきった達成感を語り、ハリー・カーソンは1986年度のスーパーボウルを制覇する前年のプレイオフでシカゴに完敗したシーンを鮮明に語った。「あの瞬間こそが始まりだった」と。

スマートなハリー・カーソン

どうも現役時代のコワモテな風貌のイメージしかないせいか、こんなにハリー・カーソンがスマートでマイルドな人柄だと知って正直驚いた。
印象に残るシーンを聞かれて、ギクシャクしてしまった友情関係を涙ながらに振り返るローレンス・テイラーを暖かく微笑みながら受け止める姿は、なんともいえない。

我々のレガシーを受け継ぐのは誰かという話題で、現役選手の名前が挙がるなか、「目の前であんなすごいの見せられてきたのに、一体誰と比べられるっていうんだ?」とローレンス・テイラーのプレイを振り返った。

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