文具女子でもなく身軽に旅する男でもない僕が旅する野帳を手に入れたのは、たった一つの理由しかない。
それは、方眼ではなくドットだからだ。
方眼以外に不満はなかった測量野帳
測量野帳は何年も何冊も使い続けてきた。
しかし、ある時から、あのブルーの方眼がどうにも目について耐えられなくなってきた。
それは単に僕自身の目の衰えによるものだとは思うけど…
そうして、あれこれ手を出してみたけれど、どうにもしっくりくることはなかった。
あの、薄くて硬くて、気軽に書き捨てられる価格とパッケージのものは、そうそう見つからない。
60周年記念で復刻された無地のものが安定的に一般生産されればという願いは、儚く消えてしまった。
そこに予想外の角度からリリースされた旅する野帳。
日本全国で県外移動の制限が緩和されました。旅行好きの皆さんにとって待ちに待った日ではないでしょうか。旅を安全に、そして、存分に楽しむためにも、今こそ考えたいのが旅の記録。自分自身がいつ、どこに行ったのかという記録を、感染症リスクへの対策としても、また自分自身の楽しみとしても残せるツール、あるんです!
情報源: 「旅する野帳」で手軽にかわいい旅ノート!~旅行解禁、今こそ旅の行動記録、始めてみませんか~|コクヨ ステーショナリー
かわいいパッケージングは、僕などがターゲットでないことを明確にしている。
だが、かまうものか。
こちとら、無地に近い測量野帳を必要としているのだ。
5mmドットとやさしい紙質
5mmドット方眼と呼ばれる仕様は目に優しく、方眼嫌いの僕には、とても書きやく見やすい。
紙質もオリジナルの測量野帳とは、若干違う気がする。
もうちょっとコシが弱いというか、書き味が柔らかく感じる。
フィールドではなく、もっぱらインドアで使う身としては、こちらの優しい紙質の方がしっくりくるよね。
これで、敷居の低い、ほぼ落書きに近いユビキタス・キャプチャーに気兼ねなく勤しむことができる。
要望としては、あのかわいいロゴやプリントを無しにした、文具女子以外向けのバージョンをリリースして欲しい。
いい歳の男の僕が使うのは、見てるほうも辛いだろうが、本人的にもアレなのよ…