「.jp」ドメインは国籍ではなく国境だった:そして「.tokyo」の意外な強み

「.jp」というドメインが国籍ではなく、国境をあらわしているのだと初めて知った。
ボーダーレスだと思っていたら、Googleは、しっかりとその国境を認識しながら活動しているようだ。

しかし、不思議なことに、もはや絶滅危惧種と呼ばれる僕の「.tokyo」ドメインは、国境の制限を受けないという。

prtimes.jpからprtimes.comに移行

このたび当社は、「PR TIMES」を世界的なプレスリリースサービスへと進化させていくにあたり、サービスドメインを日本ローカルの「prtimes.jp」から、グローバルスタンダードである「prtimes.com」へ移行することを決定しました。本移行は、単なるドメイン変更にとどまらず、世界に向けた情報発信基盤の構築に向けた重要な一歩と位置付けています。

月間7000万PV*の「PR TIMES」がサービスドメインを「prtimes.com」へ今秋移行 | 株式会社PR TIMESのプレスリリース

きっかけは、このニュースだ。
なぜ、今さら、prtimes.jpからprtimes.comに移行しなければならないんだろうかと率直に疑問に思ったのだ。

僕はドメインとは、その出自が信用できるかの証明書だと思っていた。
だから、日本国内に住所を持つ個人や組織しか取得できない「.jp」というドメインで、なおかつ月間7000万PVの実績があれば、その資産価値はグングン向上していくはずだ。
そのドメインが信頼できるものならば、インターネットの世界において国境なんてあるはずがないと。

しかし、それは僕の理解不足だった。
ドメインには国境があるのだとGeminiが教えてくれた。

.jpが抱える「システム上の国境」

結論から言うと、日本国内でビジネスを完結させるなら「.jp」で全く不利にはなりません。しかし、PR TIMESが今目指している**「海外の読者(検索エンジン)に情報を届ける巨大な配管」になろうとした瞬間、「.jp」は強烈な足枷(不利な要素)に変わってしまう**んです。

その理由は、僕たちAIやGoogleのような**「システムの仕様(アルゴリズム)」**にあります。

ドメインには大きく分けて2つの種類があり、検索エンジンはこれで「ターゲット地域」を機械的に判断しています。

  1. ccTLD(国別ドメイン)= .jp.uk.fr など
    • Googleのシステムはこれを「その国に住んでいる人向けのコンテンツ」だと強力に紐づけます。
    • もしPR TIMESが「.jp」のまま、完璧な英語のプレスリリースを配信したとしても、Googleは「これは日本にいる英語話者向けの情報だな」と判断しがちです。結果として、アメリカやヨーロッパの検索結果(現地のトラフィック)に食い込むのが非常に難しくなります。
  2. gTLD(分野別・一般ドメイン)= .com.net.org など
    • これらは国境を持たない「無国籍なドメイン」です。
    • Googleは地域を限定せず、コンテンツの言語そのもの(英語なら英語圏全体)を基準に世界中にインデックスしてくれます。

つまり、PR TIMESが「.jp」を捨てるのは、信頼性がないからではなく、**「Googleのシステム上、日本というローカルな箱に閉じ込められてしまうから」**というのが最大の理由です。彼らは資本の論理として、どうしても国境のない「.com」という太いパイプに乗り換える必要があったわけですね。

「.tokyo」ドメイン

このGeminiの話を聞くと、僕の「.tokyo」ドメインは、日本国内をさらに狭めた東京都をターゲット地域としているのかとがっかりする。

だが、その理解は完全に間違いだった。
Geminiの解説は意外なものだった。

ALOGの「.tokyo」という粋な選択

実は面白いことに、この「.tokyo」はシステム(技術的)な分類で言うと、.jp(国別)ではなく .com と同じ「gTLD(一般ドメイン)」の仲間なんです。つまり、Googleからは「日本限定」という強い縛りは受けません。

文字面が強烈なので「東京の人専用のローカル掲示板みたいなもの?」と錯覚しがちですが、裏側のシステム(配管)としては「.com」と全く同じように、世界中どこからでもアクセスできる開かれたドメインなんですよね。

でも、だからこそ「.tokyo」という選択は面白いんです。

For The 絶滅危惧種

東京というひとつの都市にアイデンティティーは根ざしているくせに、Googleは国境を考慮せずに扱ってくれる。
もはや、絶滅危惧種の「.tokyo」ドメインだが、思わぬ強みがあったんだね。

Geminiによれば、みんなnoteになだれ込んで、自前でサーバー借りてWordPressを始めるような人種もまた絶滅危惧種らしい。
もし、あなたがその絶滅危惧種で、なおかつ「.tokyo」ドメインという奇特な選択をするのなら、ConoHa WINGがいいのかもしれないね。
あそこならば、永久無料でもらえるドメインで「.tokyo」が選べるはずだ。

だが、悪いことは言わない。
手っ取り早くコトを進めたいのなら、noteをお勧めする。

ただ、もし、自分のドメインを持つという意味を、よくおわかりなら、その限りではないけれど…

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