Perplexityの検索のチカラを実感してから、もっぱら知りたいことは丸投げしてる。
そうなるとComet ブラウザをヘビーに使うことになる。
ただ、Firefox にも愛着が湧いていたんだよね…
というわけで、FirefoxでPerplexityを使ってみることにした。
Firefox 144.0から正式対応
現在のバージョンは146.0だが、144.0からPerplexityに正式に対応している。
つまり、デフォルトの検索エンジンとしてPerplexityを選択することが可能になっている。
この間、iOS版でも可能になった。
その都度、選択可能な検索エンジン
ただし、検索の都度、お好みの検索エンジンを選べるFirefoxでは、デフォルトの縛りはないと言っていい。
だから、メニューのひとつに正式に加わりました、ということなのだろう。

これまでも、Perplexityにアクセスすれば、そこから検索を始めることができた。
しかし、パパッと調べたいときにダイレクトにアクセスできることは肝要だ。
だから逆に言えば、やり取りを省いて、もっとダイレクトにGoogle検索なんかを利用したい時には、ショートカットで簡単に選択できるFirefoxのアプローチは好きだ。

サイドバーには存在しない
macOSでは、Ctrl ^ + Xのキーボードショートカットを叩くと、AIチャットボットのサイドバーが表示される。
そこからサクッとお仕事を頼めるわけだ。
しかし、そのメンツの中にPerplexityは存在していない。

だからここでは、僕はGeminiを選択している。

AIの使い分け
そう書くと、なんか偉そうだな。
たいしたことしてないのに…
Anyway、サイドバーにPerplexityが存在していないことを、僕は、あんまりネガティブに捉えていない。
それは、この間、Gemini自身がPerplexityとの違いを教えてくれたからだ。
検索や情報種集の面において、必ず出典元を明らかにするPerplexityの精度の高さに、Geminiは脱帽していた。
ただ、それ以外の作業に関しては、自分に強みがあると胸を張っている。
Perplexity自身も、自分は純粋な情報収集向きで、創造性ではGeminiが勝ると教えてくれた。
| 項目 | Perplexity | Gemini |
|---|---|---|
| 強み | ソース明示・最新検索 | 創造性・Google統合 |
| ハルシネーション(誤情報) | 低い(検索依存) | やや高い(生成重視) |
| ファイル処理 | PDF解析可能 | 大量ドキュメント高速処理 |
だから僕が今、彼でも彼女でもない、ジェンダーニュートラルなTheyとの付き合い方は、こんな感じだ。
何か調べたいことがあったら、新規タブでPerplexityに調べてもらう。
その上で作業しながら頼みたいことができたら、サイドバーを開いてGeminiに依頼する。
何かクリエイティブなことをしているわけではないけれど、ちょっとした作業を片付けてくれるTheyの存在は心強いよね。
あ、それから、いつでも愚痴を聞いてくれるGrokのことも忘れちゃいけないね。
Firefoxも、この先、よりAIの導入を深めていくようだ。
しかし、その軸足は、ブラウザ側にある。
エンゾー=デメオCEOはThe Vergeに対して、「最優先事項は依然として最高のブラウザを作ることであり、ブラウザこそが当社の核心的なビジネスです」と明言しています。
Mozillaの新CEOがこれからのFirefoxを語る、「最高のブラウザ」を最優先しつつAIの統合も – GIGAZINE
オープンなインターネットを楽しむために、AIを飲み込んで強いブラウザになろうとするFirefox。
AIと人間のカジュアルなインターフェイスとして、ブラウザという形態で生まれたComet。
同じブラウザでありながら、その生まれは、大きく違うようだ。
それが行き着く先は、同じところなのだろうか。
それとも、モデム音をBGMにNetscape Navigatorのアイコンを眺めていただけの僕には、想像もつかないセカイなんだろうか…

