フットボールの正しい技術を啓蒙するために、毎週、最高のお手本のプレイを披露した選手を表彰するNFL WAY TO PLAY。
2022シーズン第10週の受賞者となったのは、マイアミ・ドルフィンズ LB エランドン・ロバーツ。
対象となったのは、RBを1発で仕留めたタックルだ。
WEEK 10 – ELANDON ROBERTS
Dolphins LB Elandon Roberts receives the Week 10 honor.
情報源: NFL Way to Play | NFL Football Operations
LOSを綺麗に割り込むと、RBになんの選択肢も与えずノーゲインに仕留めた見事なタックル。
見事にパックしたまま倒した姿勢は、美しい。
しかも、相手は現在もRYOEでNFLトップを誇る、しぶといニック・チャブ。
その結果、この日のクリーブランド・ブラウンズは今シーズン最低の297ヤードしか稼ぐことができなかった。
堂々のAFC東地区首位
7勝3敗となったドルフィンズは、なんと、AFC東地区の堂々の首位に躍り出た。
あのバッファロー・ビルズを差し置いてだ。
QB トゥア・タゴヴァイロアが2試合の欠場を強いられながら、 3,059 ヤードのパス攻撃はNFLのトップ。
彼とチーター & ペンギンが、この結果を生み出している。
しかし、何よりここまでチームを活性化させたのは、HC マイク・マクダニエルの力によるところが大きいのだろう。
ジミー・ジョンソンしか成し遂げていない就任直後の3連勝を記録すると、スタートの10週を7勝で乗り切るというデイブ・ウォンステッドしか達成していなかった記録も達成した。
両方を記録した、フランチャイズ史上初めてのヘッドコーチなのだ。
イェール大学で歴史を学んでいたというアイビーリーガーは、ここに辿り着くまで、長くワイルドな道のりを歩んでいる。
Mike McDaniel’s journey is wild. (sound on)#MIAvsCIN on Prime Video
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気がつけば、いつの間にか全勝のチームはいなくなってしまった。
あれから50年経ったというのに、またもパーフェクトクラブのメンバーは、極上のシャンパンと葉巻にありつくことが決定した。
こうなれば、せめて彼らの祝杯のひとつに後輩たちへの賛辞を混ぜ込みたいじゃない。
そのためのチャンピオンロードは、シーズンの後半戦は、マイク・マクダニエルにとって、またもワイルドな旅路になるだろうが…