フットボールの正しい技術を啓蒙するために、毎週、最高のお手本のプレイを披露した選手を表彰するNFL WAY TO PLAY。
2023シーズン第5週の受賞者となったのは、マイアミ・ドルフィンズ LB アンドリュー・ヴァン・ギンケル。
対象となったのは、凄まじいパワーのパスラッシュ。
WEEK 5 – ANDREW VAN GINKEL
ブロックに向かってきたRBを、にべもなくアオテン。
ヘルメットはおろか、ショルダーさえも使わず、腕だけをコンタクトさせたままドライブして弾き飛ばしている。
その圧力は、QBにポケットにとどまることを許さなかった。
サックリーダー
彼は、この日もサックを記録。
そのスピードに、プロテクションに向かったOLは、かする事さえできなかった。
SHEESH! Look out for Van Ginkel 😳
— NFL (@NFL) October 8, 2023
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ドルフィンズ守備陣は、ここまで17サックを挙げている。
そして、それはリーグの第3位。
4サックを記録しているアンドリュー・ヴァン・ギンケルは、チームのサックリーダーだ。
NFL新記録の攻撃
ドルフィンズ攻撃陣は、5週終了時点の総獲得距離でNFL新記録を樹立した。
それには、第3週のボーナスタイムの存在がある。
デンバー・ブロンコスとの対戦で、彼らは726ヤードも荒稼ぎしたのだ。
1 プレイあたり平均 10.2 ヤードを記録したこのゲームで、パスとランで、それぞれ5回のTDを記録した史上初めてのチームとなった。
最終的に残されたスコアは70-20。
日本のトップリーグなら、よく目にするスコアだけれど、NFLの世界では聞いたことがない。
それも、そのはず。
1966年に、ワシントン・レッドスキンズがニューヨーク・ジャイアンツに72点を記録して以来のことなのだから。
爆速のボールキャリア
ドルフィンズの攻撃が爆裂している最大の要因は、居並ぶ爆速のボールキャリアの存在だ。
彼らは、フツーのプレイをダイアグラム通りにTDに結びつけてしまう。
AWSの予測値を超える結果を生み出す彼らは、あらゆる分野で名前が上がっている。
この爆発力のある攻撃に応えて、守備陣がサック記録並みに全般のスタンダードを引き上げてくれれば、ラスベガスの地に立つことだって可能なはずだ。
昨シーズン、QB トゥア・タゴヴァイロアの深刻な脳震盪による欠場で、ドルフィンズは潜在能力を消化不良のまま終わらせてしまった印象がある。
ブロック・パーディの49ersのように、忘れ物を取り戻すシーズンになるのかもしれないね。
幸か不幸か、ドルフィンズはすでに一敗を喫している。
これでパーフェクトクラブの面々も、心置きなく応援してくれることだろう。
なんてったって、葉巻とシャンパンを、よそのチームに奪われるわけにはいかないからね…
