第58回スーパーボウルのフライオーバーは、アメリカ空軍のサンダーバーズによって実施された。
なぜ、彼らに決まったかって？
答えはシンプル！
ラスベガスのネリス空軍基地に所属する彼らは、まさしくホームチームなのだから。
地上とも一体のチームオペレーション
最高速度マッハ2のF-16は、速度を落としたとしても時速300km。
そんな高速でぶっ飛ぶものを、アメリカ国家のサビもサビというタイミングで、スタジアムど真ん中の上空というピンポイントで通過させなければならない。
シンプルなようでいて、高い作戦遂行能力が求められるミッションだ。
だから、地上スタッフのきめ細かなサポートも欠かせない。
このミッションのためだけに作成されたエンブレムが誇らしげだ。
サンダーバード
情報源: United States Air Force Thunderbirds – Wikipedia
このチームのエンブレムになっているのが、まさしくサンダーバード。
それは、彼らの機体の下部にも描かれている。
ネイティブ・アメリカンの伝承に登場するサンダーバードは、5mの巨鳥。
雷の精霊であるそれは、自由自在に雷を落とすことができると言われている。
使用されているF-16は、世界20カ国以上が採用したベストセラーで、我がニッポンでもF-2のベースになっている。
世界中に散らばった人工の巨鳥が、あっちこっちで人工の雷撃をばら撒くようなセカイは望んじゃいない。
Flyoverが最高難易度の作戦くらいのセカイの方が、僕には居心地がいい。
ほとんどの人間は、僕と同意見のことだろう。
しかし、上等な椅子にふんぞり帰っている老人に限って、僕らとは異なる意見を持っているようで…