ジョン・ウィック:コンセクエンスで因果応報の長い旅を終わらせたばかりのキアヌ・リーブスが、今度はOutcomeで、またも自分の過去の行いに向き合わなきゃならない旅に出る。
Outcomeって、身も蓋もない、なんて直接的なタイトルなんだと思っていたら、観ていけば、このタイトルしかないんだよね…
そう、きっとあなたも、納得するはずだ。
Outcome — Official Trailer | Apple TV
6歳からハリウッドのスターであるリーフ・ホークは、問題を抱えていた。謎の動画をネタに恐喝されたリーフは、自らの過去と向き合うことで過ちを清算し、業界からの追放を回避すべく、先手を打ってお詫びのためのツアーへと出発する。
“Outcome” is a dark comedy that centers on Reef Hawk (Keanu Reeves), a beloved Hollywood star who must dive into the depths of his hidden demons after he is extorted with a mysterious video that’s sure to shatter his image and end his career.
動画の内容も、恐喝をしてきた者も明らかにならない状況で、キアヌ・リーブス演じる主人公リーフ・ホークは、過去の人生を振り返り、思い当たる人物に謝罪を重ねていく。
その相手は多岐に渡り、保護したものの途中で投げ出してしまった犬3匹も含まれることになる。
マーティン・スコセッシ
マーティン・スコセッシは、幼かった主人公を見出し、子役からスターにまで押し上げたものの、その後クビになってしまったマネージャー役で登場する。
ドリュー・バリモア
ドリュー・バリモアは、なんと本人役で登場。
主人公と同じように、子役で華々しくデビューして、そのあとイロイロあった自分の人生についても触れている。
ザ・ドリュー・バリモア・ショーに主人公が出演するシーンもあり、エンドロールには、ちょいとお楽しみがある。
リーフ・ホーク=キアヌ・リーブス?
主人公は、いい人として有名だ。
まるで、キアヌのように。
だが、裏っ側は最悪だ。
そうでなければ、あんな長い謝罪リストは作れない。
そこは、キアヌはどうなんだろうね?
主人公は、評判を気にして、エゴサーチがやめられない。
新しい事実に気付かされるたび、検索ワードに追加していく。
Even Reef can't stop reading about Reef.#Outcome — Streaming April 10 pic.twitter.com/PVh2s8lxwF
— Apple TV (@AppleTV) April 8, 2026
Appleの忖度のない毒
あんなオーガニックな雰囲気を醸し出しているくせに、Apple TVのオリジナル作品には、いつも忖度のない強い毒が含まれる。
あのテッド・ラッソでも、フツーに、こんなセリフがあった。
「Facebookには高齢者とレイシストしかいない」
「エプスタインと交友の噂がありながら無傷に終わった富豪たち」
Apple TV+「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」シーズン3 最終回「So Long, Farewell」レビュー – ALOG
今回も、それは健在。
「ユダヤ人への憎悪はキャリアを傷つけない、むしろ後押しになる」
なんて台詞が登場する。
そして何より、SNSというアテンション・カルチャーに関してだ。
芸能を高めることより、ただ人の注目を集めるだけのマネタイズの容易さ。
さらに、被害者として脚光を浴びれば、富と名声を一気に生み出すことも可能だ。
それを彼らは、もはや、「被害者の資本化」というスキームと表現していた。
旅の勇気
あなたが、もしも若くないのなら、主人公のように長いリストが生まれているのかもしれない。
僕はどうかって?
もちろん、僕には長いリストがある。
それも、身に覚えがあるものだけでだ…
だが、この主人公の旅は、なぜ友達がずっと友達でいてくれるのか?を理解することにもなった。
あなたは、この旅に向かう勇気が持てますか?
僕ならハワイに逃げ込んで、スムージー屋で誰にも見つからないように生きていくのかもしれないなぁ…
とてもじゃないが、その勇気は、僕には持てそうもないもの…

