WordPress 7.0:ソロ演奏のArmstrongとは誰なのか

WordPress 7.0がリリースされた。
そのリリースノートには、こう明言してある。
「AI統合型WordPress」ですよと…

WordPress 7.0「Armstrong」

接続のための集中型ハブ。 コネクタ画面には、AIプロバイダーを含むさまざまな外部サービス連携を管理するための単一のハブが設けられています。お気に入りのAIプロバイダーを接続してから、サイト全体で動作するように設定してください。オプションのAIプラグインは、編集者に直接成長するツールセットを追加します。タイトルや抜粋を作成し、画像を生成・編集し、代替テキストを提案します。

WordPress 7.0 – WordPress.org

ご覧の通り、さまざまなAIと直結できる配管がデフォルトで装備された。
チェックしてみると、新たなプラグインがデフォルトでインストールされている。

AI Provider for Google

Google AI (Gemini) provider for the PHP AI Client SDK.

AI Provider for Google – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語

先日発表されたシンレンタルサーバーのAIの操作を自動化するためのツールと組みわせれば、口を半開きのままボーッとしていても、ブログの開設から運営まで、ほぼほぼ丸投げでやってくれそうだ。

シンレンタルサーバーからのお知らせ | 2026/05/12 AIアシスタントおよびコマンドラインからサーバー操作が可能に「シンアカウントMCP Server」「シンアカウントCLI」の提供を開始

AIアシスタントおよびコマンドラインからサーバー操作が可能に「シンアカウントMCP Server」「シンアカウントCLI」の提供を開始 – 2026/05/12 | 新世代レンタルサーバー【シンレンタルサーバー】

ビジネスでやっているお方には、セイサンセイを劇的に向上させてくれる土台が出来上がったというわけだ。
ただ、僕のように「公開が許されたジャーナル感覚」で書いてる人には、あまり関係がないとも言える。

しかし、ビジネスもマネタイズも絡まずに、WordPressのブログを走らせているヒトなんて、いったいどれほど存在しているだろうか。
そのようなお方は、イマドキ、noteにアカウントを開設していることだろう。
まあ、noteにおいても、ビジネスもマネタイズも絡まないアカウントは希少な存在になっているようだけど…

そもそも、現在のヒトは、webのテキストは読んでいない。
しっかりと読み込んでくれるのは、クローラーだけだ。

AIが見つけやすくするために最低限度のSEOを装備して、AIに引用されるためにテキストを書く。
たとえ本文はクリックされなくとも、CTAに直結すればOK!ってところだろう。

いや、別にWordPressにAIが居座ることを批判してるわけじゃない。
どうせビジネスなのだから、じゃんじゃん使ってセイサンセイを劇的に向上させて欲しい。

非コモディティ(代替不可能)なコンテンツ

Googleが、Google検索における生成AI機能への対応ガイドを公開している。
それを読めば、自身の深い知識や実体験に基づいた独自の視点の提供というものが、より重要視されている。

もし深い知識や、売りになるような実体験がなければ、架空の体験みたいなものが増加していくのかもしれないね。
適切な体験談を盛り込んどいてとプロンプトに打ち込んで、文章生成に優れるClaudeあたりが、捌いていくような…

現在でも、そのようなテキストはよく見受けられるようになった。
個人のエッセイや日記の体裁を装っているけれど、その中身はツルツルで、全くと言っていいほど摩擦も揺らぎも感じられないプレーンなテキストが…

いや、繰り返しになるけれど、それを批判したいわけじゃない。
そうしたものを生成させるのがお望みならば、どうぞ存分にと、心から思ってる。
そうした環境は、どんどん整備されていくのだから…

Armstrongとは誰のこと?

それにしても、なぜAutomatticは、WordPress 7.0をArmstrongと名付けたのだろう。

「ファースト・グレート・ジャズ・ソリスト」として知られるルイ・アームストロングは、自身の卓越したトランペット技術を強調するアンサンブルを結成し、その過程でジャズをオーケストラの芸術形式からソロアート形式へと変貌させた。

WordPress 7.0「Armstrong」 – WordPress ニュース

AIがヒトとのオーケストラから抜け出して、ソロでじゃんじゃん即興演奏をお見せしますよという意味なのだとしたら、それは、とても腑に落ちることではあるけれど…

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