王国ブラジルの「圧」、あるいはショッカーライダーのレギオン

日本列島が大きなハートブレイクに見舞われた月曜日の深夜。
野心を持ったサッカー日本代表は、王国ブラジルの意地の前に屈することになった。

イケる感じの前半があった。
そうして、支配され、ひっくり返される後半がやってきた。

どうして日本は負けてしまったのか、ニワカの僕でも知りたいじゃない。
数々のハズレ動画をめくりながら、ようやく当たりの解説動画を引くことができた。

【ブラジル戦 元日本代表の視点】小島伸幸/今野泰幸/田中裕介

日本代表の重たいジャージを着て、ガチのピッチに立ったことのある今野泰幸は、王国ブラジルの「圧」の存在を指摘していた。
前半ビハインドを背負い、格下なんかに負けるわけにはいかない、永遠に優勝候補であり続けなければならない王国ブラジルの放つ「圧」。

この動画に辿り着くまで、数々のハズレ動画をひかされた。
自らのミスで大きなものを失うおそれを感じたことのない、自称も公称も含めたジャーナリストみたいなものには、その「圧」の存在は感じることはできないだろう。
彼らの解説は、スペックだけでガジェットの批判とレビューをするYouTuberのように薄っぺらい。
そして、采配批判という安っぽい結論に流れ着く。

僕は、その薄っぺらいネガティブが嫌いで、普段は、そうした動画をほとんど見ることはない。
僕が、サッカー絡みで観るチャンネルは、人生ダイビングヘッドだけだ。
ここでは、名調子とともに、日本サッカーへの愛がユーモラスに語られている。

さらに、ブラジルの逆転ゴールに関しても、なぜシュートを選ばずにラストパスを選択したのかという驚きが、GK出身である小島伸幸によって語られている。
シュートを放つマルティネッリへのカバーがルーズになったのも、その外側に、ずっと日本を苦しめ続けていたビニシウスがフリーで張っていた為に、意識を持っていかれたということも…

土壇場で、本当の勝負所で、各人がクオリティの高いプレイを見せて勝ち切る。
日本代表の選手たちが、やっぱりブラジルの個のクオリティは高かったとインタビューで答えていたが、それを象徴するシーンなのかもしれない。

ニワカの僕も、個のクオリティの高さと呼ばれているものが何なのかを理解することができた。
そうして、ここから先の紙一重の分厚さを思い知る。

ショッカーライダーと仮面ライダー

日本チームの組織として勤勉にミッションを遂行する能力は、もう世界中からお墨付きを与えれている。
だとしたら、それを構成する個人がパワーアップすれば、より強固なユニットへとステップアップできるということだよね。
ショッカーでも戦闘員だけの軍団より、ショッカーライダーのレギオンの方が、仮面ライダーを窮地に追い込める。

ただ、スーパースターが生まれてこないかなとも思ったりする。
やっぱり、ショッカーライダーのレギオンよりも、仮面ライダーの方が強いじゃない。
分厚い紙一重を打ち破るには、ライダーキックが必要なのだ。

一人で状況を打開して、完結させてしまう選手。
その選手がボールを持てば、ナニカを予感させてしまう選手。
そういう規格外の選手が誕生しない限り、ブレイクスルーは難しいのかもしれないと思ったりもする。
老舗の強豪国は、怪人&仮面ライダーみたいなチーム構成だもんね。

ただ、日本は、大谷翔平が生まれた国なのだ。
そんな存在が、サッカー界に誕生する可能性が全くないとは言えないじゃない?

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