『VIVANT』AI ハヤトと佐野公安部長にまつわる小骨

もう一度、VIVANTワールドにどっぷりダイブしようと思って、U-NEXTで配信されている、福澤監督の音声解説付きのVIVANT別版を視聴している。

そうして僕は、以前ひっかかっていた魚の小骨を思い出した。
佐野雄太郎が演じる、佐野公安部長に関してだ…

AI ハヤトと佐野公安部長

呼水になったのは、シーズン2直前に放送されたメイキング映像。
このシーズンから登場となるAI ハヤトのセットに、堺雅人演じる乃木憂助と映り込んでいる。
どうして、別班の中枢部に、公安の人間がいるの?

警視庁公安部部長 佐野雄太郎

シーズン1の第6話で、役所広司演じる乃木卓が、公安の外事課に所属する警官だったことが判明する。
それは、佐野公安部長の記憶によるものだ。

「昔、一度だけ会ったことがあるような気がしたんだ…」

若き乃木卓の写真を見て、あっ…という表情を見せる佐野公安部長。
その表情は、単に記憶を遡っているだけなのか、それとも何かの事項につながったのか、見分けがつかない。

国家に不利益が生じないように、乃木憂助が別班であることは伏せておこうと野崎を言い含めることは、百歩譲って納得するにしても、ブルーウォーカーのマンションに踏み込んだ後の対応が、もうひとつしっくり来ない。

捜査の対象となるブルーウォーカーの部屋の隣にハッキングに関する機器が隠されていると踏んだ公安の捜査員たちは、再度踏み込もうとするが、佐野公安部長に捜索令状の取り直しが必要になると撤収を命じられる。

そうなの?

別に隣の部屋を対象に捜査令状を撮り直さなくても、ブルーウォーカーの、太田梨歩の部屋を丹念に調べて、隣の部屋の通路を見つければいいんじゃないの?

こんな疑問を当時の僕は抱えたままだった。
だが、無事にシーズン1は完結し、それらは、ただの思い過ごしだと忘れていたのだ。

そこに、AI ハヤトと映り込む佐野公安部長の姿を見て、保留になっていた僕の疑問がフラッシュバックしてきたのだ。

何者なんだろうね、公安部長である佐野雄太郎という男は。
そういえば、AI ハヤトと映り込んだセットには、乃木憂助の姿は見えるが、別班の指令である櫻井里美の姿は見えないね…

My favoriteな第6話

あらためて、シーズン1の第6話は、いろいろな要素が盛り沢山で好きなエピソードだ。
テロ組織のリーダーである日本人が、公安出身だと判明し、乃木と黒須以外の別班員が登場し、経済産業省の入札を偽装して作戦のブリーフィングを行うシーンも見られる。

だが、ベストは、ブルーウォーカーにまつわるものだろう。
うら若き乙女である太田梨歩が、ブチギレて怒号をあげながら、伝説のハッカーであるブルーウォーカーの姿を披露する。

「うるさい!ハッキングなんて最後は運、神様の気まぐれ!」

『VIVANT』GeminiがAI ハヤトよりブルーウォーカーをハッキングに推す理由 – ALOG

乃木と黒須の訓練の賜物である伝説のバナナナイフも忘れてはいけないが、ベストショットは、その後だ。

「訓練したんでしょ、見せてよ」

子供みたいな駄々に、乃木は子供でもわかるようなやり方で、彼らの練度の高さを証明する。
信頼できる力に守られていることを実感したブルーウォーカー、いや、太田梨歩が、ようやく見せた微笑みこそが、このエピソードのベストショットだ…

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