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Appleが教えてくれた脳がとろけるASMR

AppleからASMRのタイトルがつけられた動画のリストが公開されている。
オススメのままヘッドフォンで再生してみると、これが実に心地いい。

ASMRって?

ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)は、人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚[1]。正式・一般的な日本語訳は今のところ存在しないが、直訳すると自律感覚絶頂反応となる。

情報源: ASMR – Wikipedia

ASMRをひとことで説明できる日本語訳が確立されていない。「Autonomous(以下略)」を直訳して、くだけた言葉にすると「脳がとろけるように気持ち良くなる現象」となる。

情報源: ASMRとは (エイエスエムアールとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

あの心地よさは、僕の脳がとろけていたからかと妙に納得してしまった。
知らなかったのは情弱の僕だけで、ASMRはすっかりジャンルとして確立されていて検索すれば大量にヒットする。

これでいろんな謎が解けた。
なぜ、アプリで雨音を聴き続けたのか?
なぜ、LEUCHTTURM1917に書きつけるものを万年筆にしてしまうのか?
なぜ、BARで氷の立てる音が耳に残り続けるのか?
そうしたことの理由が、よくわかった。
僕は、自分の脳をとろけさせる快感を本能的に欲していたのだ。

振り返ると

僕の好きなものは、ASMR的な要素が多分に強い。
もう何年も繰り返し見ているリーバイスのCMは、冒頭の波音とナレーターの声が残り続けるからだ。

you can’t beat death but you can beat death in life, sometimes.

情報源: GO FORTH! The Laughing Heart by Charles Bukowski | ALOG

最近でいえば、サウナーでもないのにサ道を欠かさず見てしまう。
ロウリュでサウナストーンが発する音、もろもろの水音、それを邪魔しないミニマルな音楽が、ASMRジャンキーの僕を刺激するのかもしれない。
ヘテロセクシュアルの僕には、やたらと映るオトコたちの裸は、乗り越えなければならない障壁ではあるけれど…

ブログもASMR

気持ちのいいフォントと適度な余白。
そうしたものにも、僕はASMR的なものを感じているのかもしれない。
広告バナーが貼られすぎて、その隙間にテキストが流し込んであるようなものが生理的に苦手なんだろう。
そうして、今のカタチに収まったんだと、今、はじめて納得した。
もっとも、内容がないという点もASMRの動画と共通なのかもしれないね…

きっかりと季節は秋に切り替わった。
どこかで虫が鳴いていて、風は心地いい。
見上げれば、明るすぎるほどに月が輝いている。
ほんのわずかに過ぎないとはいえ、今時分は、自然が恵んでくれるASMRなのかもしれない。
AirPodsを外し、窓を開けてみようか。

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