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「バットマン v スーパーマン: ドーン・オブ・ジャスティス」予告編公開「そしてコウモリは世界を救う」

リーク騒ぎのゴタゴタで、バットマン v スーパーマン: ドーン・オブ・ジャスティスの予告編が前倒しで公開された。
そしてそのおかげで、リアルな世界もコウモリに救われていることに気づく事ができた。

予告編はコチラ

そこにあるのは、陽気にアメリカン・ウェイを守るクラーク・ケントではなく、神に近いチカラを持つ異星人カル=エルの姿。
前作マン・オブ・スティールでも、合衆国政府は彼に無人偵察機を張り付けていたように、信頼関係は築けていなかった。
努力と資金力に物を言わせたテクノロジーでバットマンになった地球人ブルース・ウェインは、アーカムの精神病院に収容されるような普段の敵とは違う相手にどう対峙するのか?
彼らのファーストコンタクトが本当に楽しみだ。

コウモリを救え

YouTubeの自動再生のおかげで、セレンディピティのチャンスが増えて、全く知り得なかったものにばったりと出くわすこともある。
アメリカで、コウモリの保護を呼びかけている団体がある。

#SAVETHEBATS

この団体は、コウモリに安全に暮らせる家の提供を行っているようだ。
なぜかって?

コウモリは人間の味方

映画では、イーヴルなものの下僕として登場するイメージがあるが、実際のコウモリは人間が生きていく上では欠かせない味方なのだ。
彼らは夜間昆虫の優秀な捕食者であり、一晩で500匹も平らげてしまう。
その結果節約できる農薬を換算すると、年間230億ドル!
それは、ウェイン・コーポレーションの年間利益なんかより、おそらく年間売上よりも大きな金額だ。
さらに彼らは、花粉の媒介者として森林の維持も担っている。
そしてそれは金額には換算できない。
迷子になるミツバチ問題で、花粉の媒介者がいかに重要なのかに気付かされたばかりだが、彼らも同様の重責を担っている。
なにせ、花粉の媒介者がいなければ、人間の手だけで作れる農作物は限られてしまうのだから。

White nose syndrome

アメリカでは、White nose syndromeという奇病が広がっていて、感染したコウモリたちが鼻先をカビで真っ白にして死んでいっているらしい。
その結果、数種のコウモリが絶滅の危機に瀕している。
そのためにsavethebatsは、コウモリの安全な住処の提供と寄付を呼びかけている。

バットマンスーツをこしらえるより

バットマンも役に立つ。
彼が狂人の優秀な捕食者であることに間違いはない。
しかし、いかんせんその活動はゴッサム・シティという都市に限られてしまう。
世界を広く救うには、僕ら自身がバットマンスーツをこしらえるより、コウモリを保護するほうが重要だ。
そしてそのほうが、安上がりで安全だ。
もっとも、あなたに豊富な資金力とアーカムの精神病院に収容されるような狂人と対峙する度胸があれば別だが。
ブルース・ウェインは、この活動に資金を提供しているだろうか?
変わり者で秘密主義者の彼のこと、密かに自前で全米各地にバットマンケーブを建設中かも知れないが…

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