富士通のらくらくスマートフォン3 F-06Fは、「らくらくホン」って名称が不似合いなほど、ミニマルデザインでカッコいい!
シンプルで使いやすそうなデザインは、今んとこは老人グループに属さない僕もちょっと惹かれるところがある。
ただ一点だけ、まわりのご老人たちにすすめるにはひっかかることがある。
ガラケーよりスマホのほうが操作は簡単
ようやくケータイの操作に馴染んだご老人たち、失礼、シルバーボーイズ&ガールズも、馴染んだガラケーがヘタり始め、次をどうしようかとご検討中。
ガラケーは、ほとんど新機種が出なくなってきたし、かといってスマホなんてとんでもないし…
しかし本来は、スマホのほうが操作は簡単。
深い階層のメニューをたどっていかなきゃならないガラケーに比べれば、スマホは画面のボタンを押せばいいだけなんだから。
アレコレのアプリをダウンロードすることもなく、基本機能だけ使うんならこんなにシンプルなことはない。
慣れてしまえば、文字入力だってガラケーよりも楽チン。
それに遠くから届く家族の写真だって、大画面のほうが楽しいはずだ。
以前、SoftBankがどこかの市町村と提携してシルバーボーイズ&ガールズに配布したスマホの画面には、巡回バスと役場に緊急事態を知らせる2つのアプリだけ鎮座してたっけ。
https://www.youtube.com/watch?v=cibglpW4TEs&feature=youtu.be
Androidがひっかかる
そういう意味では、まだまだ種類の少ない「らくらくホン」の分野に老人臭さを廃したグッドデザインとシンプル操作を両立させた富士通のらくらくスマートフォン3 F-06Fは評価できる。
だから本来は、スマホに乗り換えたいシルバーボーイズ&ガールズにも、ガラケーに固執したいシルバーボーイズ&ガールズにも、コレいいですよ!とおすすめしたい。
しかし、Androidってのがひっかかる。
いや、機能の問題ではなくセキュリティの面で。
情報イノセントなシルバーボーイズ&ガールズを、この無防備な荒野に置き去りにしていいのか?と。
iOSは?
情報イノセントなシルバーボーイズ&ガールズには、暮らしやすいiOSセカイで生活して欲しい。
もちろんLINEなんぞはインストールさせず。
限られた範囲でのコミュニケーションであれば、iMessageでも、それこそFaceTimeでも充分だ。
しかし、Appleは、きっとシルバーボーイズ&ガールズ向けの製品はリリースしないだろうなぁ…
「らくらくホン」のように使えるアプリというものは、存在するけど。
なんかこう「設定」の「アクセシビリティ」かなんかで、一括「らくらくホン」設定みたいなことが出来ないものだろうか?
Firefox OSは?
あとは動き始めて、まだ海の物とも山の物ともつかないけれど、なんとなく自由な感じのするFirefox OSに期待!というところだろうか。
しかし、自由ってことは、セキュリティが担保されているとはいえないわけで…
Mozillaのプレジデント、Li Gong氏によると、折りたたみ型、スライド型などのこれまでのスマートフォンにはないフォームファクターを採用し、通話とテキストなどの基本的な機能と、LTEやVoLTEなどの最新の通信技術、ウェブ、アプリ、コンテンツ、ナビゲーション、音楽、カメラなど高度な特徴のバランスをとるものになるという。「シンプルに使えるが、スマートな電話」とGong氏は説明する。2016年に端末登場を目指して開発を進めていくとのことだ。
引用元: ASCII.jp:MozillaとKDDI、折りたたみ型Firefox OSスマホを開発へ!|今年も話題のスマホがたくさん発表! MWC 2015レポ.
The Rest of Us
なんとなくスマホに乗り遅れてしまったミドルエイジや、シルバーボーイズ&ガールズ。
ここは、まだまだ手付かずの市場のはずだ。
しかも、彼らの余命を考えれば、数十年は続く市場。
ここをなんとか掘り下げるようなプロダクトが出て欲しい。
そうして僕らがiPhoneを手にして味わった、メッセージや写真やアレコレのものを簡単に上質に共有するという喜びを、まだ残された人達に与えて欲しい。