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iPhone Xシリコーンケース 「裸族とモノリス」

去年の11月末にSoftBankにふらりと寄って奇跡的にほぼ即日ゲットしてから、かれこれ3ヶ月。
iPhone Xには、ほとんど不満を感じることがない。
これまでのiPhoneたちはバージョンアップが積み重なって来たという連続性を感じる。
ところが、iPhone Xは突然変異のようなもの。
最近仲間入りしたAirPodsとの相乗効果で、次元の違う使い心地を提供してくれる。
しかし、その話は、またあらためて。
今回は、僕の進化ぶりだ。
なにしろずっと裸族だった僕が、今度はハナっからケースをつけようというのだから。

iPhone X用のブラックのシリコーンケースは、iPhoneのなめらかなボディにぴったりフィットし、しっかり守ります。余計な部分は一切ありません。apple.comで今すぐ購入できます。

情報源: iPhone Xシリコーンケース – ブラック – Apple(日本)

選んだのは純正品。
そしてケースに守ってもらおうと思ったものは3つある。

  1. iPhone X本体
  2. 僕の指
  3. そして時間

デザインとは見てくれではなく

僕がそもそも裸族だった理由は、せっかくのiPhoneのデザインが損なわれるのがイヤだったからだ。
せっかく「何も足さない、何も引かない」状態で成立しているデザインに余分なモノを足すべきではないと思っていたからだ。
しかし、デザインとは機能なんだと、今回、考えを改めさせられた。
それは、ボタンという余分なものまで取っ払って、ほぼ余白なしのディスプレイというiPhone Xのデザインのおかげだ。
余分なものを取り除くという、その正しいアプローチに、僕も自分の使い勝手という点からだけ考えてみることにした。
見てくれは置いといて。

そうして振り返ってみれば、やはり落下とは縁が切れそうにない。
これまで所持した全てのモデルが落下を経験している。
唯一、修理することのなかったiPhone 5でさえ落下を免れることは出来なかった。
使用にあたって邪魔になるような傷でなければ、問題はない。
特に今回は、SoftBankのプログラムにより下取りは確定している。
傷の大小で買取価格が上下動するという状況じゃない。
ただどうしても落下すれば、ディスプレイが傷んでしまう。
小さな割れ目だからと放っておくと、それはやっぱり着実に広がっていく。
そしてディスプレイの傷みは、見てくれではなく操作上の問題をもたらす。

それがイヤだからと、キュッとiPhoneを握りしめる癖がついてしまっていた。
薄くなってきたとはいえ硬いiPhoneをしっかりと握りしめる。
寒い時期には、冷たさと硬さに根負けした手指が、最大の落下事故を招いたこともあった。

どうせAppleCareに加入しているのだから、Apple Storeに駆け込めばいいのだ。
そうして修理してもらえばいい。
幸いなことに都内にいるのだから、選択肢は複数ある。
それにケースの費用を考えれば、AppleCareのみの方がコスパがいい!
と考えていたのは、まさに机上だった。

経験した方ならご存知のように、いまどきApple Storeに駆け込んで即時対応してもらえるなんて、前世でよっぽど徳を積んだ人間だけだ。
せいぜい24時間後の予約を手に入れて、撤退することしかできない。
そんな時の最後の希望のサードパーティーのお店は、どんどん撤退しつつある。
さわれば血だらけになるギザギザ画面のiPhoneを握りしめて、24時間以上を乗り越えることができるのだろうか?
ここまでiPhoneに依存した生活を送っているのに…

足りない「やわらかさ」を埋める

僕のiPhone生活に必要なことを考えてみると、iPhone Xには「やわらかさ」が不足していた。
iPhone X自身を衝撃から守り、僕の手指に優しく、Apple Storeに時間を奪わせない「やわらかさ」が。
iPhone Xシリコーンケースは、その足りないワンピースを埋めてくれる。
「絹のように柔らかく仕上げたシリコーン」というコピーに誇張は感じない。
本当に、この手触りは大好きだ。
ただ、ごくまれに「ヒタつく」ことがある。
でもそれは、長時間いじりっぱなしの僕のせいではあるのだけれど..
その手触り感で名を馳せているAndMeshの製品には、その点で純粋に興味がある。

結果的に見てくれも

今回、機能面からつけることになったケースだけど、結果的にそれは、「見てくれ」も僕好みに仕上げてくれた。
マットブラックのシリコーンは、一見すると硯のように見えて、ツルツルの裸のiPhone Xより上質な感じがする。

そしてそれは、ミニチュアのモノリスにも見える。
そう、急激に猿人の知能を進化させた例のアレだ。
しかし、彼らは触っただけで急激な進化を遂げたのに、肌身離さず、何年もそれをいじっている僕には、一向に進化の兆しが見られない。
どうやら僕は、猿人以下であるようだ。
しかし、悲観ばかりするべきではないのかもしれない。
これまで、見てくれだけで裸族を選択していたiPhone原人が、自分の使い方を振り返り、論理的にケースを選択したというのは、大きな一歩と言っていいんじゃないの?!

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