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日本語webフォントなう 2019

Googleのおかげで、長いこと日本語のwebフォントを無料で使わせてもらっているけれど、思ったより世の中に浸透していない気がする。
もちろん、プロの人たちが作っているであろうものを除いて、一般の人のサイトを覗いた感覚に過ぎないのだけれど…

webフォントは遅くない

「webフォント使うと遅くなっちゃうから」ってのが敬遠される一番の理由だったはずだ。
僕は、ミリ単位のスピードを競うフォーミュラーカーのようなブログはあきらめたので、割り切って使っていた。
ところが、現在では、その問題は解決されているようだ。

――Webフォントって遅いって言われていますが……。

Webフォントサービスが誕生した当時は、遅い、きれいに出ない、という厳しい言葉は確かにありました。と言うのも、完璧なサービスを時間をかけてリリースするよりも、半分くらい完成した状態でも、とにかく早くサービスをスタートさせて、走りながら改善するというやり方をやっていたので、厳しい言葉も仕方がないことです。

でも、現在では、そんなことありません。遅くなる原因はWebフォントでないことが少なくありません。ちなみに、キヤノンの「キヤノングローバルサイト」は、本文も含めてWebフォントを適用していますが、重く感じられないですよね?

情報源: Webフォントってなに? 遅くないの? SEOにはどうなの? 「フォントおじさん」こと関口さんに聞いた。 | インタビュー | Web担当者Forum

さらに、僕がGoogleの日本語webフォントを使っていて、全く遅延が気にならなくなっていた理由も見つけることができた。

Google のサーバーは高速なためファイルを素早く配布できる。また、多くのサイトが Google Fonts のフォントを利用すれば、わざわざダウンロードしなくてもローカルにキャッシュされたフォントが利用可能になる。

また、Google Fonts では、フォント全体をダウンロードさせるのではなく、使用頻度の高い文字を調べて、分割してフォントのファイルを送る方式にしている。そのため、必要最小限のダウンロードで、文書にフォントを適用できるようになっている。

現実的な速度と通信量で、Webページのフォントを製作者側で指定したとおりに表示できるようになったわけだ。

情報源: 見ているだけではわからない!? 日本語Webフォント環境充実に至る苦闘の歴史 | ニコニコニュース

完全無料のフォントがある

個人がブログを書くためだけに、有料のサービスに申し込む余裕はなかなかないよね。
だから、僕も完全無料のGoogle fontsに長いことお世話になっている。

Google Fonts 日本語webフォント

みんなの文字

こちらも登録すれば無償で使用可能。

「見やすく、わかりやすく、伝わりやすく」は読みやすい文字から。

国民の高齢化が加速する中で、企業・団体・自治体などが発信するコミュニケーションが、誰にでもきちんと伝わることはますます重要な課題であり、情報伝達の「わかりやすさ」は、社会に不可欠な要素になっています。そのような背景の中、UCDA とイワタ、電通が共同で開発した「みんなの文字」は、ただ美しいだけではなく、様々な方に読みやすいことを科学的に検証し、完成させた書体です。

情報源: みんなの文字とは | UCDAフォント みんなの文字

wpXレンタルサーバー

僕が利用中のこちらでも、制限付きだけど「モリサワ」が提供する「TypeSquare」から33書体のWebフォントを利用可能

 

Webフォント機能について | wpXレンタルサーバー – WordPress専用の高速サーバー

誰でもかんたんにWebサイトの見映えを美しく! wpXのWebフォント機能を利用することで、誰でもかんたんに美しいWebサイトを製作することが可能になります。 「モリサワ」が提供する「TypeSquare」から33書体のWebフォントを利用可能です。 Webフォントとは Webフォントとは、フォントのデータをダウンロードして通常のテキストを画像で加工したような綺麗な文字で表示させる仕組みです。

完全無料となると、やっぱり限られてしまうけれど、それも致し方ない。
あのフォント製作の年月を要する苦労を思えばね。
だから世の中に広く広めたいという強くて特別な考えがなければ、なかなかタダでばらまくわけにはいかないよね。
そういう意味では、Google fontsM PLUS Rounded 1cというフェイバリットなものを見つけられた僕はラッキーだ。

どんな文章が書かれているのかももちろん大事だけれど、そこにたどり着く前に、どんなデザインのサイトで、どんなフォントをどんなサイズで使っているかってのも、そのパーソナリティーのニオイをあらわす重要な要素だ。
デザインについては皆様アレコレやられているので、ついでにフォントにも目をむけてみたらどうだろう。
もっとも、そこに無頓着ってのも、ひとつのパーソナリティーのあり方ではあるけれど…

先人の努力と年月が積み重なったおかげで、無料で快適に使うことができるようになった日本語webフォント。
食わず嫌いはもったいないと思いませんか?

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