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「ルパン三世PART6」#8「ラスト・ブレット」コンバットマグナムの問題点が初めて語られる

超豪華なゲスト脚本家陣を迎えて、コレまでとは違う趣を見せるルパン三世PART6。
樋口明雄の脚本による、第8話 「ラスト・ブレット」では、はじめてコンバットマグナムの、Kフレームの抱える問題について語られた。
次元大介を悩ませ続けていたであろう問題に、初めてスポットライトが浴びせられたのだ。

S&W M19 コンバットマグナム

情報源: Model 19 | Smith & Wesson

次元大介が相棒と呼ぶ銃は、コンバットマグナムと呼ばれている。
それはS&W M19の通称である。

リボルバーのフレームサイズ

S&Wには、使用する弾丸のサイズに合わせたリボルバーのフレームサイズの規格がある。
下からJ、K、L、N、Xと5つのフレームサイズが存在する。
S&W M19は、下から2つ目のKフレームが用いられている。

44 MAGNUMをぶっ放すことができる往年の大スター、S&W M29はNフレームを採用。

さらに大型のXフレームでは50口径のマグナム弾を撃つ事のできるS&W M500が存在する。

S&W M19が抱える問題

S&W M19に用いられているKフレームは、そもそも.357マグナム弾用に設計されたものではない。
.38スペシャル弾用のフレームを流用している。
だから次元大介のなじみのガンブローカーが指摘するように、フレームにかかる負荷が大きく耐久性の問題が生じてくるのだ。

S&W M27

そもそも.357マグナム弾のリリースに合わせて公式に対応した銃としてリリースされたのは、S&W M27。
より大型のNフレームを採用している。
根元が太くなったバレルが特徴的だ。

情報源: Model 27 | Smith & Wesson

ベトナム戦争にプライベートで持ち込まれ、最後に兵士を守る、文字通りラスト・ブレットを放つものとして愛用されたと言われている。
Kフレームより信頼性の高いそれは、プロのガンマンである次元大介がチョイスするものとしても納得できる。
公式な説明はなく、そのフォルムから判断するしかないのだが、小池ルパンに登場する次元大介が愛用していたのは、このモデルだ。

そもそも、次元大介は、自らこの銃を選んだわけではなかった。
LUPIN the third ~峰不二子という女~では、なぜこの銃を使うようになったのかという感傷的な理由が語られる。
さらに、LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標では、.357マグナム弾を使う実用性も語られた。

S&W M686 PLUS

僕が彼のガンブローカーであったなら、何を薦めるだろう?
見つかったのはコレだった。

KフレームとNフレームの間のものとして、のちに発表されたLフレームを採用している。
.357マグナム弾に対して十分な耐久性を保ちながら、Nフレームよりは小型で取り回しがしやすい。
しかも、3インチのバレルと小ぶりなグリップは、彼のクイックドローをより高めてくれるはずだ。

ステンレスの材質は、ルパンのお供で過酷な環境に置かれがちな彼にとって、そのメインテナンスを助けてくれるだろう。

さらに伝統的なリボルバーの装弾数である6発を上回る7発の装弾数を誇る。
ラスト・ブレットには、もう一発の余裕が生まれることになる。

しかし、彼が、いま手の中にあるマグナムを手放せない理由が、あの女であるというのなら、おとなしく引き下がるしかないのだが…

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