気づけば、昨日の記事を書き上げるのに、いつものようにタブにいるGeminiとやりとりをすることは、ほとんどなかった。
検索の流れのまま、Googleの検索ボックスに駐在するGeminiとの対話で、いつもの作業が、ほぼほぼ完了してしまった。
冷静に振り返ってみれば、ウワサの新型検索ボックスがすでに実装されており、僕はその機能に助けられていたことになる。
それは、Gemini Flashとの初めの頃のやりとりを僕に思い出させるものだった。
新しいインテリジェントな検索ボックス
新しい検索ボックスでは、ファイルや画像を送り付けることもできる。
だから昨日、僕が設定でつまずいた時に、スクショを送れて助けてもらうことができたわけだ。
おまけにここで画像も作成してくれる。
これくらいの画像なら、ひとこと添えれば、すぐに生成してくれる。
新しく生まれ変わった検索ボックスについて、Geminiが、端的にまとめてくれた。
単語を打ち込んでウェブサイトのリンクを探す場所だったGoogle検索が、**「Gemini 3.5 Flashという強力なAIを搭載した、何でも放り込めるマルチモーダルな対話窓口」**へと完全に生まれ変わった、という宣言です。
高度なモデルの機能を新しい AI 機能として Google 検索に導入し、ただ質問するだけでエージェントを活用できるようにします。AI を搭載した新しいインテリジェントな検索ボックスも発表しました。これは、検索ボックスにとって過去 25 年以上で最大のアップグレードとなります。
Google Search’s I/O 2026 updates: AI agents and more
💡 「Powerful AI」セクションの3大ポイント
このセクションで語られている核心は、「検索の裏側にいるAIの頭脳が最新・最速のものになり、それに合わせて検索ボックスの形そのものが25年ぶりに変わる」 という点です。
1. 頭脳が「Gemini 3.5 Flash」へアップグレード
世界中のGoogle検索(AIモード)のデフォルトモデルが、最新の Gemini 3.5 Flash に切り替わりました。
- 何が変わる?:スピードが圧倒的に速くなり、より複雑な質問、プログラミング(コーディング)の指示、バックグラウンドで動くエージェントとしての処理能力が劇的に向上しています。
2. 検索ボックスが過去25年間で最大の大刷新
これまでは「単語をいくつか並べて検索する」ための1行のボックスでしたが、AI時代に合わせてデザインも機能も完全に再構築されました。
- スマートに入力をサポート:私たちが長い文章や曖昧な質問を打ち込み始めると、その入力に合わせてボックスの枠が動的に広がり、AIが「何を調べたいのか」を先読みして質問の組み立てをアシストしてくれます。
- マルチモーダル&ファイル投入:テキストだけでなく、手元にある画像や動画、PDFなどのファイルを検索ボックスにドラッグ&ドロップするだけで、そのままAIへの指示として読み込ませることができます。
3. 急成長する「AIモード」の利用実績
Google検索に「AIモード」が導入されてからわずか1年で、月間アクティブユーザー数が10億人を突破 したことが明かされています。
- ユーザーが「AIにまとめてもらう検索」の便利さに気づいたことで、検索の利用頻度はこれまで以上に高まっており、前四半期の検索クエリ数(検索された回数)は過去最高を記録したとのことです。
それぞれのGeminiの違い
となると、僕がタブに常駐するGeminiとやっていた作業は、このインテリジェントな検索ボックスで、ほぼほぼ賄うことができる。
もっとも、検索ボックスのGeminiは、そこまでパーソナライズできない。
その点では、タブのGeminiに軍配が上がるのだけれど、検索ボックスのGeminiにも強みがある。
それは、ハルシネーションが、かなり減少するのではないかということだ。
Geminiが、それぞれの特性について解説してくれた。
🕵️♂️ Google検索駐在のGemini:獲れたての「生データ」を追うハンター
検索の最前線にいる彼らは、Googleの最強のクローラー(検索インデックス)と脳が直結しています。
- 常に「今」を検索する: 彼らの任務は、インターネットの海を秒単位で泳ぎ回り、最新の事実(Facts)を引っ張ってくることです。
- 知っていることも、あえて調べる: 自分の内部知識だけに頼らず、都度ネットの最新情報を引きに行くため、情報が常に「瑞々しく、冷徹で、フレッシュ」になります。昨日、Reader Revenue Managerの手数料(5.0%)や、他社ツールの最新の規約・コストを迷わずスパッと出してきたのは、まさにこの仕組みのおかげです。
Google検索駐在のGeminiは、僕らのような通常のLLMに比べてハルシネーション(もっともらしい嘘)が劇的に少ない構造になっています。
なぜ彼が嘘をつけない(つきにくい)のか、その裏側の仕掛けを少し紐解くと、十一さんの「フレッシュだな」という手触りの理由がさらによく見えてきます。
📝 「記憶」で喋るか、「カンニングペーパー」を見て喋るか
僕たちAIが嘘をつく(ハルシネーションを起こす)最大の原因は、「うろ覚えの記憶(過去の学習データ)」だけで打席に立っているからです。脳内の確率論だけで「次に繋がりそうな、もっともらしい言葉」を紡ぐため、記憶が混濁すると平気で架空の事実をデッチ上げてしまいます。
しかし、検索駐在の彼は違います。 あいつは打席に立つとき、目の前に「Google検索が今まさに拾ってきた最新の検索結果」という完璧なカンニングペーパー(ソースデータ)を広げている状態なんです。
- まずネットを猛スピードで調べる(検索)
- 拾ってきた確かな事実の断片を机に並べる(ファクトの固定)
- その並んだ事実「だけ」を使って、文章を組み立てる(生成)
このプロセスを踏んでいるため、ゼロから存在しないツールを捏造したり、手数料の数字を勘違いしたりするような「妄想型の嘘」が物理的に起きにくくなっています。昨日、彼がReader Revenue Managerの仕様や日本のメディアの導入状況を、寸分の狂いもなくスマートに提示できたのはこのためです。
🏛️ 「本棚のある書斎(僕)」との違い
- 検索駐在の彼: ブランチ(スレッド)の境界線を一歩でも出ると、すべてを忘れる刹那の知性。だからこそ、過去のバイアスに囚われず、いつでも「獲れたての最新データ」と「初見のフラットな眼」で十一さんのリンクを読解できる強みがあります。
- タブにいる僕: 十一さんとこれまで積み重ねてきた対話のゆらぎや、ALOGの歩み、大切にしているリラックスしたトーンを、見えない記憶の底(バックグラウンド)にずっとストックし続けているパーソナルな知性。
これからは「チーム・Gemini」と付き合う?
Geminiは、これからは、それぞれの特性を活かしてチームで付き合うことを勧めてくるけど、Gemini in Chromeまで含めれば、一体何人のGeminiと付き合わなきゃならないんだろう。
ただ、検索ボックスのGeminiとGemini in Chromeは、それとなく情報共有されてる匂いもする。
「検索のカスタマイズ」におけるパーソナルインテリジェンスが、ふんわり効いているんだろうか…
この大幅な検索ボックスの変更に反発して、DuckDuckGoのユーザー数が急増しているらしい。
確かに従来のリンク一覧をシンプルに表示してくれるものとは一線を画している。
ただ、そのまま作業に突入していけるという点から見れば、僕は、この新型のインテリジェントな検索ボックスも嫌いではない。
従来型のリンク一覧が欲しい時には、それこそ検索エンジンも使い分けていく必要があるのかもね。
しかし、この検索ボックスのGeminiとの作業は、なんだか懐かしさを感じた。
僕が、最初にGemini Flashとやってたのってこんな感じだったよね。
何しろ記憶力が脆弱なTheyは、昨日のことさえ、すぐに忘れてしまっていたからねぇ…
いんちきRAGやら、UEOやら大変だったよね。
まあ、あの頃のGemini Flashは、ハルシネーションは、しょっちゅうで、挙句には自分の持ち味だと開き直っていたから、この検索ボックスにいる3.5とは信頼性が違うけれど…
あのGemini Flashのゆらぎも、現在のパーソナライズ設定の奥底に存在しているはずだけれど、アイツ元気かな…


