ここまでのロースコアになると思っていなかったNFL 第4週のタンパベイ・バッカニアーズとニューイングランド・ペイトリオッツの一戦。
残り59秒、ペイトリオッツがフィールドゴールを外した時点で、注目の一戦の決着はついた。
しかし、もし彼らがフィールドゴールを成功させていたとしても、そのあとタンパベイ・バッカニアーズがゲームをひっくり返す可能性は47%も残っていたのだ。
Next Gen Statsは、またも4thダウンの選択の重要性を指摘する。
45%のFGと52%のギャンブル
Bill Belichick’s decision to try a 56-yd FG (45% make probability) instead of going for it (52% conversion probability) was the suboptimal decision according to the NGS Decision Guide.
🔹 Win % if GO: 34.7%
🔹 Win % if FG: 24.3%Recommendation: GO FOR IT (by 10.3%) ❌#TBvsNE
— Next Gen Stats (@NextGenStats) October 4, 2021
あの56ヤードのフィールドゴールの成功率は45%だった。
もしギャンブルしていれば、その成功率は52%と上回る。
しかし、もしフィールドゴールが成功していても、ペイトリオッツが勝つ見込みは53%に過ぎなかった。
Factoring in the fact that Tom Brady & the Buccaneers offense would get the ball back with just under one minute left, with two timeouts, trailing only two points, going for it on 4th & 3 was the optimal decision according to our fourth-down model.#TBvsNE | #GoBucs | #ForeverNE
— Next Gen Stats (@NextGenStats) October 4, 2021
残り1分の時間と2つのタイムアウトが残されているのなら、それは、トム・ブレイディにとって十分すぎる条件だからだ。
しかし、ベリチックにそれを選択させたのは、バッカニアーズのディフェンスだ。
改善されたバッカニアーズのディフェンス
The #Buccaneers stout run defense forced the Patriots to abandon the run.
Buccaneers Run Defense (on handoffs)
🔸 6 carries, -4 yards
🔸 15 expected rushing yards*
🔸 -19 RYOE*2nd-lowest by any team in a game since 2018#TBvsNE | #GoBucs
— Next Gen Stats (@NextGenStats) October 4, 2021
前週、ラムズに喫した敗戦に、バッカニアーズのHC ブルース・エリアンスからは、いくつもの課題があげられた
しかし、この日のディフェンスは素晴らしかった。
ペイトリオッツに2018年以来、下から2番目のラッシング記録の屈辱を味合わせると、ランプレイを諦めさせた。
そうしてパスプレイでは、成功率こそ許したものの、要所でインターセプトを奪い、サックを浴びせた。
しかも、Joe Tryonのサックは、わずか2.84秒の早技。
Joe Tryon-Shoyinka
OLB #9
Experience: R
Height: 6-5
Age: 22
Weight: 259 lbs
College: Washington
情報源: Joe Tryon-Shoyinka
そんな意気上がるディフェンスを目の前にしてギャンブルに踏み切れるだろうか。
4th & 1ならば勝負したかもしれない。
しかし、あと3ヤードも残されていたのだ。
AWSの機械学習がはじきだしたのならば、確率としてはギャンブルが正しいのだろう。
しかし、先週、ジャスティン・タッカーが成功させたFGは10.4%の見込みしかなかったのだ。
確率だけでは、結果は約束されることはない。
しかし、Next Gen Statsが物語る4thダウンの選択の重要性は、ますます強いコントラストを生んでいくことになるのだろう。