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NFL 2021 ペイトリオッツ「ラン攻撃94%で7連勝」

終わってみれば7連勝を飾ったニューイングランド・ペイトリオッツ。
気づけば9勝となった彼らは、ちゃっかりAFCの第1シードという指定席に座り込んでいる。
NFL 第13週、バッファロー・ビルズと対戦した彼らは、徹底してパスを投げなかった。
いかにOLD SCHOOLなフットボールだったかをNext Gen Statsが解説。

ラン攻撃 94%

彼らがラン攻撃を選択した割合は、なんと94%。
もちろん、そこまで徹したチームは、過去に存在しない。

OLD SCHOOLなタイトなIフォーメーションに、オフェンスラインのパーソネルを6人以上投入しての徹底ぶり。
その使用割合は、全てNext Gen Stats始まって以来の最多の数値を記録している。

ここまであからさまな状況でも、二人のRBが合計86ヤードのRYOEを獲得したのはさすがという他ない。
ペイトリオッツのRB史上、最速を誇るダミアン・ハリスの存在が大きいのだろう。

信じられない強風

ここまでペイトリオッツがラン攻撃に徹したのは、その気象条件につきる。
冗談じゃないほどの強風は、キックオフのボールを観客席にダイレクトで送り込み、パントは容赦なく押し戻した。

NT ダヴォン・ゴジョー

守備では、NT ダヴォン・ゴジョーがNTとして過去6シーズンで最高のタックル率で立ちはだかった。
その結果、ビルズのRYOEは、-14ヤード。

パスに活路を見出したビルズ

ビルズは、この強風下でも、パスに活路を見出した。
ポストパターンを投げさせたらNFL随一のジョシュ・アレンが確実にTDパスを決めると、サイドラインに0.9ヤードの猶予しかない難しいパスも決めて見せる。

しかし、最後は4th & 14でも躊躇なくブリッツを仕掛けたベリチックに及ばなかった。

バッカニアーズとスーパーボウル?

さて、今シーズンのチームが確立されてきたペイトリオッツは、何より得点を許さない強力な守備がある限り、ここに来て負ける匂いがしなくなった。
そうなると、ペイトリオッツとバッカニアーズが、スーパーボウルで再戦するというふんわりしたシナリオが急に現実味を帯びてくる。
前回の対戦では、改善されたバッカニアーズの守備が、ペイトリオッツに2018年以来、下から2番目のラッシング記録の屈辱を味あわせた。
それとも、ラン攻撃だけで勝ちきる力を持った今のペイトリオッツなら、違う結果を生み出すのだろうか?

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