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NFL 2021 ペイトリオッツが連勝を続ける要因をNext Gen Statsが解説

NFL 第12週が終わったところで、いつの間にやらAFC東地区の首位に立っている。
8勝4敗という戦績は、勝ち星としてはAFCトップ。
NFCを含めても、その上には9勝のアリゾナ・カージナルスとグリーンベイ・パッカーズの2チームしか存在しない。
彼らは第7週から続く6連勝を、あのテネシー・タイタンズを一蹴して更新した。
ニューイングランド・ペイトリオッツが連勝街道を突き進む要因をNext Gen Statsが教えてくれる。

NFL1位のパス守備

第7週以降、ペイトリオッツのパス守備はNFLトップ。
QBサックもインターセプトも、彼らを超えるチームは存在しない。

プレッシャーレート、許したヤード、相手QBのレイティング等々、全ての項目で堂々の1位だが、何より目を引くのはEPAだ。
AWSの機械学習の弾き出した、予測される得点。
それを83.6点も下回っている。
1ゲームに換算すると、およそ14点、2TDを相手の得点から削り取っていることになる。

しかし、GOATだなんだと騒ぐ前にペイトリオッツは強固な守備のチームだったはずだ。
そして何よりベリチックは守備の人。
ローレンス・テイラーをはじめとしたニューヨーク・ジャイアンツの強烈なLBを育成し、スーパーボウルでビルズのノーハドルオフェンスの爆発力を封じ込めた。

GOATやらスーパーマンやらがいなくなり、ようやく本来の性質を取り戻したということなのだろう。

マック・ジョーンズの成長

スーパーマンを追い出したとはいえ、まだまだルーキーのQBだとばかり思っていた。
しかし、マック・ジョーンズは順調に急激に成長している。

第3週まで下回っていたCPOEは、第4週から一気に改善。
そしてタイタンズ戦では、11回のプレイアクションパスを全て成功させた。

そうして、成功率30%以下という見込みの低いパスも、ワシントンのハイニッケに続いて決めてみせる。
しかも、アウトパターンの成功率はNFLトップ。

強い守備と成長しているよいQBの存在があるのなら、勝てないわけがない。
これから一段と寒くなる頃に、冷え込みの厳しい彼らのスタジアムでのゲームを僕らは観ることになるだろう。

ベリチックが、レイブンズのデュオにどんなカバーを見せるのか?
レイブンズのデュオが、さらにもう1段階上のステージに覚醒を遂げるのか?

もはや興味がそこに移りつつあると言ったら、気が早すぎるだろうか…

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