NFL 2021のプレイオフの組み合わせがようやく決まった。
第18週の最終ゲームは、予想をはるかに超えて、もつれにもつれた。
プレイオフが確定しているチーム、より有利な状況に導こうとするチーム、自らの手でプレイオフをもぎ取ろうとするチーム、自らの努力に加えて幸運が必要なチーム、そして今シーズンのラストゲームが確定しているチーム。
これらのチームが織りなしたドラマは、相変わらず予測不能で混沌としていて、なんともドラマチックだった。
そう、NFL 2021シーズンをそのまま表しているように…
Anyway、14枚しかなかったチケットは全て発券され、その対戦カードが発表された。
Super Wild Card Weekend
1月15日(土)|日本時間16日(日)
ラスベガス・レイダース(5) at シンシナティ・ベンガルズ(4)
今シーズンの第11週の対戦では、ベンガルズが32-13で勝利をおさめている。
その時は、レイダースのホームでの対戦だった。
今回、ベンガルズのホームでレイダースは、やり返すことができるだろうか?
両チームのプレイオフでの対戦は、1991年の1月以来のこと。
その敗戦からベンガルズの31年間にも及ぶプレイオフの連敗はスタートしている。
英語ではなんと訳せばいいかわからないが、「因縁」というものの存在を強く感じるマッチアップだ。
ニューイングランド・ペイトリオッツ(6) at バッファロー・ビルズ(3)
強いライバリーはレギュラーシーズンにおさまらず、ポストシーズンにまではみ出してしまった。
同じディビジョンの彼らの対戦は、今シーズン3度目を迎える。
それぞれがホームで星を落とした一勝一敗。
今度の対戦は、ビルズのホームだ。
1月16日(日)|日本時間17日(月)
フィラデルフィア・イーグルス(7) at タンパベイ・バッカニアーズ(2)
今シーズンの第6週の対戦では、バッカニアーズが28-22で勝利をおさめている。
その対戦は、イーグルスのホームで行われた。
今シーズン、バッカニアーズがホームで敗戦を喫したのは、第15週の、あの屈辱的な零封のニューオーリンズ・セインツ戦だけだ。
もっともバッカニアーズは、今シーズン、2度ともセインツに敗れている。
サンフランシスコ・49ers(6) at ダラス・カウボーイズ(3)
プレイオフで過去7回の対戦の歴史がある、いにしえのツインピークス。
両チームの対戦は、1994シーズン以来となる。
そう、49ersが最後にスーパーボウルに勝利したシーズンだ。
ピッツバーグ・スティーラーズ(7) at カンザスシティ・チーフス(2)
しぶとさと幸運でプレイオフに滑り込んできたスティーラーズ。
しかし、スティーラーズはチーフスのホームで第16週に36-10の敗戦を喫したばかり。
ロスリスバーガーの引退というドラマが生むサムシングが、トマホーク・チョップを蹴散らすことができるだろうか。
1月17日(月)|日本時間18日(火)
アリゾナ・カージナルス(5) at ロサンゼルス・ラムズ(4)
圧倒的な力を垣間見せながらも、所々で足元をすくわれてきた両チームの対戦は、結局ワイルドカードに落ち着くことになった。
本来ならば、もう少し違う形でのプレイオフの対戦があり得たはずなのだが…
こちらもポストシーズンにまではみ出してしまった、同じディビジョンの3度目の対戦となる。
レギュラーシーズンでは、それぞれがホームで星を落とした一勝一敗。
今度の対戦は、ラムズのホームで行われる。
本拠地開催のスーパーボウルに向けてALL INで臨んできたラムズ。
ブルース・リーの境地に達したBe water カイラー・マレーが率いるカージナルス。
NFCのひとつのケリをつける注目の対戦は、プレイオフ初のマンデーナイトだ。