本拠地開催の第56回スーパーボウルにALL IN!とばかりに、目の前の補強にこだわってきたロサンゼルス・ラムズ。
しかし、続いていく補強と反比例するようにチームは下り坂だった。
NFL 第14週、同地区のアリゾナ・カージナルスとの対戦。
目の上のたんこぶを直接叩いて、彼らは踏みとどまった。
QB マシュー・スタッフォードのラムズの効率的なプレイアクションパスについてNext Gen Statsが解説。
効率的なプレイアクションパス
Matthew Stafford completed 7 of 8 play action passes for 129 yards and a TD (+9.7 pass EPA).
Stafford leads the NFL in pass EPA (+52.0) on play action dropbacks this season, despite using play action at the 25th-highest rate among qualified QB (22%).#LARvsAZ | #RamsHouse pic.twitter.com/QXFZHWwnAE
— Next Gen Stats (@NextGenStats) December 14, 2021
マシュー・スタッフォードがプレイアクションパスを投じる回数は、リーグ25位とあまり高くない。
しかし、EPAではトップ。
つまり、プレイアクションパスを効率よく使い、得点につなげているということになる。
もっとも、こんなに長い距離をエンドゾーンまでダイレクトにデリバリーできるのなら、つなげるも何もないよね。
Matthew Stafford & Van Jefferson (52-yd TD)
🔹 Air Distance: 58.1 yards
🔹 Target Separation: 1.4 yards
🔹 Completion Probability: 21.0%Stafford Targeting Vertical Routes (Season): 1,273 yards (1st in NFL), 15 TD (T-2nd), +72.1 EPA (1st)#LARvsAZ | #RamsHouse pic.twitter.com/ZyftTXiwbR
— Next Gen Stats (@NextGenStats) December 14, 2021
ヘッドコーチのショーン・マクベイは、2020年までトップだったプレイアクションの使用頻度を下げた。
ここぞというときに投じられるプレイアクションパスは、マシュー・スタッフォードにとってはホームランを狙える時間的余裕を与えてくれるものなのだろう。
Next Gen Stats始まって以来の記録
Cooper Kupp Receptions by Alignment (Week 14)
🔹 Left Wide: 2
🔹 Left Slot: 4
🔹 Left Tight: 1
🔹 Backfield: 1
🔹 Right Tight: 1
🔹 Right Slot: 3
🔹 Right Wide: 1#LARvsAZ | #RamsHouse— Next Gen Stats (@NextGenStats) December 14, 2021
WR クーパー・カップがNext Gen Stats始まって以来の記録を作った。
ひとつのゲームの中で、7つのアライメントの全てでパスキャッチを記録したのだ。
クーパー・カップは、このゲームでキャリア5000ヤードも達成。
名実ともにフランチャイズの顔というわけだ。
Rams wide receiver Cooper Kupp reached an impressive milestone in Monday night’s game against the Cardinals.
情報源: Rams wide receiver Cooper Kupp surpasses 5,000 career receiving yards
同地区の強敵にペイバックして、意気あがる彼ら。
しかし、プレイオフの道のりは順調だとは思わない。
それは、マシュー・スタッフォードの犯した信じられないミスを忘れることができないからだ。
いい時は、みんないい。
誰もが素晴らしいプレイを見せてくれるだろう。
問題は、よくないときに、どこで踏みとどまるか。
それを乗り越える力があると、この先証明してくれるんなら、僕はいつでも歓迎するけれど…
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